<カーリング世界選手権:日本5−6スコットランド>◇19日◇韓国・議政府(ウィジョンブ)◇女子1次リーグ
【議政府(韓国)=飯岡大暉】世界ランキング5位の日本代表「フォルティウス」が5敗目を喫した。8戦目で同7位スコットランドに5−6で敗れて、3勝5敗。26年ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の出場枠獲得へ、後がなくなった。
この日午前のデンマーク戦は8−2で快勝したが、良い流れを保てなかった。第3エンド(E)に3点を追加し逆転に成功。しかし第5Eにスキップ吉村紗也香の最終投が短くなり、1点スチールを許した。後半にも第7Eで2点を狙った場面で、ラストショットが長くなり、円心を通過。1点にとどまった。第10Eに2点を奪われ、逆転を許した。
五輪切符獲得には、今大会4位前後に入る必要がある。13チーム中6チームが進出する決勝トーナメント(T)を目指すが、7勝5敗が目安。前回大会でデンマークが6勝6敗で進出した例はあるが、同じく6勝6敗の米国は予選敗退している。
20日は午前9時から同11位トルコ、午後7時から同2位カナダとの2戦に臨む。
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◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道 国別出場枠は10。24、25年世界選手権の順位に応じたポイント順で上位7カ国(開催国イタリア除く)が枠を獲得。過去に同方式で7番目に枠をつかんだ国は14年ソチ大会が9点、18年平昌大会が12点。24年はSC軽井沢クが11位(3点)のため、フォルティウスが今大会4位(11点)以上に入れば枠獲得の可能性が高まる。枠獲得を逃した場合、12月の五輪世界最終予選で残りの2枠を争う。今大会の結果にかかわらず9月に代表候補決定戦(北海道・稚内)が行われ、25年日本選手権を制したフォルティウス、昨年王者のSC軽井沢ク、世界ランク最上位のロコ・ソラーレの3チームが争う。
◆女子世界選手権の大会方式 出場13チームが総当たりの予選リーグを行う。上位6チームが決勝トーナメントへ。1、2位は準決勝にストレートで進出し、3〜6位はプレーオフに回る。3位−6位の勝者は準決勝で2位と対戦、4位−5位の勝者は1位に挑む。決勝は23日に行われる。
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