元県民局長へのパワハラを「認定」 兵庫・斎藤知事への内部告発めぐる問題　第三者委員会が報告書を提出

兵庫県の斎藤知事に対する内部告発について調査していた第三者委員会が「パワハラ」を認定。告発者探しを「違法」と結論づけました。

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題。百条委員会とは別に調査を行っていた県の第三者委員会が調査報告書を提出しました。

報告書では、出張先で職員を叱責したことなどあわせて10の行為を「パワハラに当たる」と認定。斎藤知事の指示による告発者探しを「違法」と結論づけ、元県民局長への懲戒処分を「不相当」などとしています。

その上で、斎藤知事が会見の場で元県民局長を「公務員失格」「嘘八百」などと非難したことも「パワハラに該当する」と指摘しています。

報告書を受け、斎藤知事は…

兵庫県　斎藤元彦 知事
「（Q.元県民局長の話は公益通報か？）これまで述べさせていただいた通り、誹謗中傷性の高い文書だと。（Q.県の対応や懲戒処分の撤回を検討する予定は？）第三者委員会の結論が出たばかりですから、精査させていただくことが大事」