
アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が電話会談を行い、ロシアが受け入れたエネルギー施設などへの攻撃の停止についてウクライナ側も同意しました。
電話会談は19日、およそ1時間にわたって行われ、アメリカ側によりますと、ゼレンスキー大統領はロシアが受け入れたエネルギー施設への攻撃停止に同意するとともに、全面的な停戦を求める意思を改めて示したということです。
また、ウクライナの原子力発電所について協議したことを明らかにし、「アメリカが発電所を所有することが、ウクライナのエネルギーインフラを支援する最善の方法だ」と表明しています。
ロイター通信によりますと、ゼレンスキー大統領は“ロシアが占拠するウクライナ南部のザポリージャ原発について協議した”と明らかにし、“返還されれば、原発へのアメリカの関与について話し合う用意がある”とトランプ氏に伝えたということです。
また、“今週末にも再びサウジアラビアでウクライナとアメリカの協議が行われる可能性がある”としています。
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両首脳の対話は激しい口論となった先月28日の首脳会談以来でしたが、トランプ大統領は「とてもよい電話会談だった」とし、ゼレンスキー大統領も「前向きで非常に実質的かつ率直な会話だった」としています。