サウジアラビア代表vs中国代表 FIFAワールドカップ26アジア最終予選第7節が20日に行われ、サウジアラビア代表(ホーム)と中国代表(アウェイ)が対戦した。
アジア最終予選グループCは、第6節終了時点で日本代表を除く5カ国が勝ち点差「1」でひしめき合う大混戦。勝ち点6で並ぶサウジアラビアと中国が激突した。
試合は立ち上がりからサウジアラビアが敵陣深くまで攻め込んでゴールに迫るが、中国代表もGKワン・ダレイが好セーブをみせて得点を許さない。37分にはサウジアラビアのショートコーナーからムサーブ・アル・ジュワーイルのクロスにファイセル・アル・ガームディーが飛び込んでゴールネットを揺らすが、ハンドの反則で得点は認められなかった。
このままハーフタイムかと思われた前半アディショナルタイム、中国GKワン・ダレイのゴールキックをカオ・ヨンジンがヘディングで逸らすと、セカンドボールに勢いよく飛び込んだリン・リャンミンの足が、頭を下げてヘディングしようとしたハッサン・カデシュの頭部に入り、リン・リャンミンに一発レッドカードが提示された。激しい接触プレーにより試合は一時中断。ハッサン・カデシュは担架で運び出され、負傷交代を余儀なくされた。前半はこのままスコアレスで折り返す。
後半も数的不利の中国がGKワン・ダレイの好セーブでなんとか失点を凌いでいたが、50分に均衡が破れる。アイマン・ヤヒヤのシュートはGKワン・ダレイが弾き出すが、サウド・アブドゥルハミドの折り返しをサーレム・アッ・ドーサリーが押し込み、サウジアラビアが先制に成功した。
その後もサウジアラビアのペースで試合は進んだが、追加点は生まれずに終了。サウジアラビアが1−0で中国を下し、2位オーストラリアとの勝ち点差1をキープした。
次節は25日に行われ、サウジアラビアは『埼玉スタジアム2002』で日本代表と、中国はホームでオーストラリアと対戦する。
【スコア】
サウジアラビア代表 1−0 中国代表
【得点者】
1−0 50分 サーレム・アッ・ドーサリー(サウジアラビア)
【グループC順位】(勝ち点/得失点)
1位:日本(19/+22)※出場決定
2位:オーストラリア(10/+5)
−本大会出場−
3位:サウジアラビア(9/−2)
4位:インドネシア(6/−7)
−プレーオフ進出−
5位:バーレーン(6/−7)
6位:中国(6/−11)