荒れない重賞 阪神大賞典で唯一3連単が10万円を超えた日
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2025年03月21日 07:30 netkeiba

21年の阪神大賞典はディープボンドが制した(21年3月撮影、ユーザー提供:川合絢三さん) メジロマックイーンやディープインパクト、ゴールドシップが「圧倒的1番人気に応えて勝つ」など、阪神大賞典(4歳上・GII・芝3000m)は荒れない重賞として知られる。そんな一戦で、これまで唯一の3連単6桁配当となったのが21年。ディープボンドが制した道悪決戦を振り返る。
この年の阪神大賞典には不動の主役がいた。前年の菊花賞でコントレイルを脅かし、前走のAJCCで重賞初制覇していたアリストテレスだ。距離も道悪も克服済みとあって、単勝1.3倍の圧倒的支持を集めた。しかし、レースでは中団で力みながらの追走となって息切れ。まさかの7着に沈むこととなる。
かわって勝利を収めたのは3番人気のディープボンドだ。前走の中山金杯では14着に大敗していたが、距離延長で一変。道悪も奏功したのか、先行策からの正攻法で抜け出し、5馬身差の大楽勝を収めた。2番人気のユーキャンスマイルが後方から長く脚を使って2着。そして3着には同じく末脚にかけたナムラドノヴァンが突っ込んだ。この9番人気の伏兵が高配当の主役となり、3連複はレース史上2位の2万5170円、3連単は同じく1位の12万400円となったのだった。
今年の阪神大賞典はどんな結末になるのか。3連単の配当にも注目したい。
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