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2025年03月21日 15:21 ITmedia PC USER
皆さんは「Xiaomi(シャオミ)」と聞いて、どのようなことを思い浮かべるだろうか。以前であれば「スマートフォン」「タブレット」といった声が出てきただろうが、最近はスマートバンド/スマートウォッチはもちろん、各種スマート家電やPC用周辺機器も手掛けている。
その中でもマウスは比較的手頃で、ラインアップも充実している。ITmedia PC USERでも、リリース時にいくつか紹介している。
先日「Xiaomi Store 浦和美園店」(さいたま市緑区)にプレオープンを取材した際に、筆者は1980円の「Xiaomi デュアルモード ワイヤレスマウス 2」を購入した。どのようなマウスなのか紹介したい。
●多言語対応で説明書は“厚め”
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XiaomiのスマートデバイスやPC周辺機器は、複数の国/地域で共通のパッケージで展開されることが多い。その場合、パッケージや取扱説明書は多言語版となっているのが原則だ。
ご多分に漏れず、本製品もパッケージと取扱説明書が多言語版だ。パッケージ正面と側面には日本語が見当たらないが、背面の製品説明にはきちんと日本語もある。
取扱説明書も多言語で、日本語を含む13言語で記載されている。それだけに、コンパクトながらも少し分厚い。最近は「説明書やユーザーサポートはこちら」といった感じで二次元コードとURLの記載された紙が1枚入っている製品も多いが、紙の説明書はあったらあったでありがたい。
●1980円で「USBドングル+Bluetooth対応」
「デュアルモード」の名前の通り、本製品は付属のUSBドングルを用いる「2.4GHz帯無線」と、「Bluetooth Low Energy」(Bluetooth 4.0以降)を使った接続の両方に対応している。Bluetoothのマルチペアリング機能は非搭載なので、USBドングルとBluetoothでそれぞれ1台ずつ接続可能だ。
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接続方法の切り替えは、本体裏面の電源スイッチで行うようになっている。USBドングルで接続する場合はドングルアイコンのある方に、Bluetoothで接続する場合はBluetoothロゴアイコンのある方にスイッチを入れればよい。
USBドングルはUSB 2.0 Standard-A接続で、出荷時は本体の裏ぶたを外すとアクセスできるホルダーに格納されている。
電源は単3形乾電池となるが、乾電池は別売となる。使い始める前に手配しておきたい。なお、連続駆動時間は公表されていない。
●マウスボタンは「静音タイプ」 ホイールは「クリック感あり」
本製品の特徴としては左右対称デザインを採用していることにある。そのため、右利きの人はもちろん、左利きの人でも基本的な操作は行える。ただし、サイドボタン(後述)は右手での利用を前提として左側面にあることには注意したい。
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ボタンは左右のクリックボタン、センターホイール(ボタン兼用)、左側面のサイドボタン×2の計5ボタン構成だ。クリックボタンは「TTCサイレントキー」を採用しており、適度なクリック感を得られる一方で、カチカチ音はほとんどしない。ホイールボタンは抵抗感のあるラチェットタイプだが、こちらも操作音はほぼない。図書館など静寂性が求められる場所でも快適に使えそうだ。
先述の通り、サイドボタンは左側面にある。Webブラウザなどにおける「戻る」「進む」ボタンとして機能するが、特にカスタマイズはできない。
●Bluetoothで再ペアリングする方法
本製品はWindows PC(Windows 7以降)とMac(macOS 10.13 High Sierra以降)での利用を正式にサポートしている。Bluetooth接続の場合、Windows 10以降のOSなら「クイックペアリング(Swift Pair)」も利用可能だ。
一度ペアリングした後で、別のデバイスでペアリングをする場合はペアリングボタンを押せば……と思いきや、本機には独立したペアリングボタンがない。再ペアリングする場合の手順は以下の通りだ。
1. 本体の「左」「右」「ホイール」の各ボタンを押さえる
2. 電源スイッチをBluetooth側に入れる
3. ホイールボタン下のステータスLEDが高速点滅していることを確認
4. デバイス側でペアリング操作を実行
この手順は、付属の取扱説明書にも記載されている。印刷物として付属されていて、とても助かった。
●1980円でUSBドングル+Bluetooth接続できるのはありがたい
Xiaomi デュアルモード ワイヤレスマウス 2は、USBドングル+Bluetoothのデュアル接続に対応しながらも、1980円という手頃な価格を実現している。しっかりとした操作感を得られるにも関わらず、音がほとんど発生しないことも好印象だ。重量は公称で約62gなので、乾電池を入れてもそれほど重たくならない。
また、本機はマウスセンサーの解像度(感度)が1200dpiなので、高解像度のディスプレイと組み合わせた際もクイックな操作をしやすいことも魅力だ。ただ、当たり前かもしれないが、ゲーミングマウスと比べると解像度は低めなので、マウスポインターの移動が重要なゲームのプレイには向かない。そもそも、そういう用途には有線接続だが「Xiaomi ゲーミングマウス Lite」(2780円)を使えばいいような気もする。
Bluetoothのマルチペアリングに対応していたら“なお良し”だったと思うが、その場合は上位モデルの「Xiaomi ワイヤレスマウス 3」(2380円)という選択肢もある。このマウスなら、USBドングルでの接続に加えてBluetoothのマルチペアリング(最大2台)も可能だ。
使い始めてまだ2日なのだが、Xiaomi デュアルモード ワイヤレスマウス 2は1980円で買えるマウスとしては満足度が結構高い。「USBドングル+Bluetoothのデュアル接続対応マウスで、安いやつを探している」という人にぜひお勧めしたい。
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物議のストリートピアノ撤去完了(写真:ORICON NEWS)122
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