画像提供:マイナビニュース嵯峨野観光鉄道は21日、新たなトロッコ列車を2027年春に導入すると発表した。JR西日本テクノスが製作を担当する。これにともない、現在運行している車両は2026年の営業運転をもって引退する予定となった。
同社は1991年の営業開始以降、30年以上にわたり国内外から多くの利用者に向けて、沿線および保津川渓谷の雄大な自然を楽しめる列車を運行してきた。さらなる安全性とサービス向上を図るため、JR西日本テクノス製作の下、新たなトロッコ列車(牽引車と客車)を導入する。
新たなトロッコ列車は、車体衝突時の安全対策に加え、モニター装置採用による異常検知・故障時の乗務員支援など採用し、安全・安定性を向上。快適性・サービス向上の取組みとして、乗り心地の向上、座席間隔・通路幅の拡大、ガラス張りの天井と側面による車内の開放感、4カ国語対応(日本語・英語・中国語・韓国語)車内表示器の設置、グループで利用できる特別室の導入などを挙げており、環境にも配慮するという。
仕様・デザイン等の詳細は改めて発表する。2027年春から新たなトロッコ列車の運行を開始し、これにともない現行車両は2026年の営業運転をもって引退を予定している。(木下健児)