メキシコの強豪レオン、クラブW杯から除外…パチューカと“同一オーナー”が大会規定に抵触

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2025年03月22日 07:46  サッカーキング

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ハメス・ロドリゲス(左下から2番目)を擁するレオンがクラブW杯除外 [写真]=Getty Images
 国際サッカー連盟(FIFA)は21日、FIFAクラブワールドカップ2025からクラブ・レオン(メキシコ)を除外すると発表した。

 今回問題となったのは、同じくクラブW杯に参加するパチューカ(メキシコ)とレオンが、同一オーナーである『グルーポ・パチューカ』によって所有されている点だ。FIFAの規律委員会は、FIFAクラブワールドカップ2025の規則第10条第1項に規定された「複数クラブの所有に関する基準」を満たしていないと判断し、レオンの大会参加権を剥奪した。新たな参加クラブは追って発表される。

 レオンは2023年のCONCACAFチャンピオンズリーグ(北中米CL)を制して、新フォーマットとなるクラブW杯への出場権を獲得。しかし、同年のCONCACAFセントラル・アメリカン・カップ(※北中米CLの下位大会)を制したデポルティーバ・アラフエレンセ(コスタリカ)が、レオンは上述の理由からクラブW杯の出場資格を満たしていないと主張。代替の出場資格を求めて、2024年11月にFIFAへ提訴していた。

 レオンはFIFAの決定を受け、クラブ公式X(@clubleonfc)を通じて声明を発表。「私たちはここ数カ月の間に、クラブ・レオンが経済的、管理的、スポーツ的なすべての面で自律的に経営していることを確認するすべての証拠と書類を提出しました」とFIFAに反論し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴する構えを示した。

 浦和レッズら32クラブが参加する新たなクラブW杯は、賞金総額10億ドル(約1493億円)が出場クラブに分配される予定で、レオンにとっては金銭面で大きな痛手となる。大会は6月に開幕し、レオンはチェルシー(イングランド)、フルミネンセ(ブラジル)、エスペランス(チュニジア)と同組のグループDに組み分けられていた。

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