GFX初の“コンデジ”「GFX100RF」登場 1億200万画素ラージセンサー、シリーズ最軽量の約735g

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2025年03月22日 08:41  ITmedia NEWS

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 富士フイルムは3月20日、ラージフォーマットセンサーを搭載した「GFXシリーズ」初のレンズ一体型デジタルカメラ「FUJIFILM GFX100RF」を4月10日に発売すると発表した。GFXシリーズでは最軽量となる約735gを実現している。価格はオープンだが、公式オンラインストアの価格は83万500円。


【画像を見る】「GFX100RF」をじっくり見る(全6枚)


 GFX100RFは、フルサイズの約1.7倍となる43.8×32.9mmのラージフォーマットセンサー「GFX 102MP CMOS II」と画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載。有効画素数は約1億200万画素で、ISO感度は標準でISO80〜1万2800、拡張でISO40、2万5600、5万1200、10万2400に対応する。


 本体にはF4の35mm(35mm判換算28mm相当)の単焦点レンズを搭載。レンズは2枚の非球面レンズを含む8群10枚で構成され、最短20cmまでの近接撮影に対応する。デジタルテレコン機能により、35mmの標準画角から45mm(同36mm相当)、63mm(50mm相当)、80mm(63mm相当)に画角を切り替えられる。


 レンズシャッター方式を採用し、メカニカルシャッターで最高1/4000秒、電子シャッターでは最高1/1万6000秒のシャッタースピードに対応。バルブ撮影は最長60分まで。4段分のNDフィルターを内蔵しており、レンズシャッター方式により高速シンクロでのフラッシュ撮影にも対応する。連写性能はメカニカルシャッターで最大約6.0コマ/秒、電子シャッターでは約3.0コマ/秒の撮影が可能だ。


 フォーカスはインテリジェントハイブリッドAF(コントラストAF/位相差AF)を採用し、位相差AFの低輝度性能は-3.0EVに対応する。AI被写体検出AFでは動物、鳥、車両、バイク・自転車、飛行機、電車などを認識できる。


 動画機能は4K/30pの4:2:2 10bit記録に対応し、Apple ProRes 422 HQ/422/422 LT(USB Type-Cで接続した外付けSSDのみ記録可能)や、HEVC/H.265、MPEG-4 AVC/H.264などの各種コーデックをサポート。「F-Log2」により13+stopのダイナミックレンジを確保している。カメラからクラウドに撮影データを直接アップロードできる、Frame.ioの「Camera to Cloud」にも対応する。


 インタフェースは、USB Type-C(10Gbps)、MicroHDMIポート、3.5mmステレオミニジャック(マイク・リモートレリーズ兼用)、3.5mmステレオミニジャック(ヘッドホン用)、ホットシュー、SDカードスロット(UHS-I/II対応)を装備。ワイヤレス周りはIEEE802.11a/b/g/n/acとBluetooth Ver.4.2に対応する。


 液晶モニターは3.15型210万ドットの2軸チルトタイプで、ファインダーは576万ドット、倍率0.84倍のEVFを採用。カメラ背面上部には9種のアスペクト比を切り替えるダイヤルを新たに搭載し、カメラ正面にはデジタルテレコン切換レバーを配置。軍艦部やレンズリング、ダイヤル類、底面プレートなどにアルミ削り出し加工を初採用。カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色展開。


 本体寸法は133.5×90.4×76.5mm(幅×高さ×奥行き)、最薄部は37.2mmとなっている。バッテリーはNP-W235を採用し、静止画撮影可能枚数は約820枚。



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