余ったお気に入りの柄の布を、無駄にしないよう切って縫っていくと…… 毎日持ち歩きたい“おそろいアイテム”完成に「かわいすぎる!」

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2025年03月22日 08:43  ねとらぼ

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ねとらぼ

お気に入りの柄の布を使用

 余った布がワンポイントになるかわいいバッグの作り方がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で4万4000回以上再生され、「また作りたいものが増えました」などのコメントが寄せられています。


【画像】完成したアイテム


 投稿者は布もの作家のyasuminさん。YouTubeチャンネル「布もの作家yasumin」では、主に初心者の方もチャレンジしやすいリバティプリントやハギレを使ったポーチやバッグの作り方を紹介していて、以前はハギレで作る実用的なお道具ポーチが話題になりました。今回紹介してくれるのは余った布を活用したワンポイントの小花柄が可愛い“折りマチのグラニーバッグ”の作り方です。


 まずは布選びからスタート! 以前縫ったコーデュロイパンツと「『お揃いなの?』と聞かれちゃうようなバッグにしたい」と話すyasuminさん。コーデュロイパンツを縫った時に余ったリバティ布を基準にして表布と裏布を選んでいきます。色とりどりのリネン布がたくさん入った棚からコートの色に合うグレージュをチョイス。裏布は同系色ではない色を選ぶことが多いそうで、今回はホワイトに決まりました。


 リネン布は最初にアイロンがけをしておくことで綺麗にカットできるとのこと。折り目がなくなるようにスチームアイロンで丁寧に布を伸ばしてたら、ロータリーカッターを使って裁断していきます。


 綺麗にカットされたタテ35×ヨコ36サイズの表布が2枚、タテ82×ヨコ36サイズの裏布が1枚、準備できました。事前に用意しておいた型紙に沿って表布と裏布をカットしていきます。カット後の余った布はさらに4センチカットし、ポケット用(表布と裏布各2枚ずつ)にします。


 続いて今回のバッグのワンポイントになるリバティ布です。底布用(タテ16×横36サイズ)とタブ布用(タテ6×ヨコ8サイズ)、1.5センチ幅のDカンを1つ用意しました。タブ布を4つ折りにしていき、広がらないようにアイロンをかけたらミシンを使って縫い合わせていきます。針は11号または14号、糸は60番を使用しました。Dカンにタブ布を通し、ズレないように布端とDカンのやや下部分の2点をミシンで縫ったらタブの下準備が完成です。


 ポケット用の布(表布と裏布各2枚ずつ)は、返し口を5センチ残し、周りをミシンを使って縫い代1センチで縫い合わせていきます。カーブを作るように布端をハサミでざっくりカット。縫い代を割り、アイロンで1枚の布端を立ち上がらせます。続いて表布と裏布のカーブに三角形のようなギザギザになるように切り込みを入れたら、ポケットの入口部分から内側を引き出すようにくるっとひっくり返します。このとき、角は畳んで表に返すようにしましょう。再びアイロンで生地を伸ばし、開いていた入口部分をミシンで縫い合わせてとじます。


 メインの表布とポケットの中心がわかるように折り目をつけたら、表布の中心から5センチ下部分に中心の線が合うようにポケットを置き、まち針で仮止めし、ミシンで入口以外の部分を縫い合わせればポケットの完成です。裏布も同じ手順でポケットを縫い合わせておきましょう。


 表布に底用のリバティ布を合わせます。まずは、表布の下面に合わせてリバティ布が中表になるようにかぶせ、縫い代1センチで下部を縫い合わせます。中表にしていたリバティ布を柄が見えている状態に戻しておきましょう。リバティ布の上に残りのもう1枚の表布を被せ、下面を合わせたら、同じように縫い代1センチで縫い合わせ、アイロンで縫い代は底側に倒しておきます。


 続いて、裏布を正面から見て左端上部から3センチの所にDカンの向きが内側になるように0.5センチで仮止めしておきましょう。


 裏布を裏側に向けてポケットが重ならないように表布と外表にして合わせます。底側にステッチしたら、表布同士、裏布同士を合わせたら、切り替え同士も合わせます。この時、底は裏布側に倒します。まち針で仮止めしたあとは、脇から1センチの所に縫いどまりの印をつけておきましょう。縫い代1センチで脇を縫えたら、反対側も同じ手順で縫い合わせます。


 内側の2枚を中に畳み、外側は中表で端を合わせたら脇の内側にある縫い代を避けながらまち針で留めます。バッグの持ち手部分には上から5センチの所に縫いどまりの印をつけておきます。


 ミシンで縫い合わせたら、バッグの開口部とカーブ部分に切り込みを入れて縫い代を割っておきます。返し口を使ってひっくり返したら今度は返し口を作らずに同じ手順で縫い合わせて、切り込みも同じように入れて縫い代を割ります。最初の返し口から表に返したら、底の脇の縫い代を返し口から手を入れて割っていき、折りマチを作ります。


 持ち手の表布と裏布をそれぞれ中表で合わせ、縫い代1センチでそれぞれ縫います。反対側も持ち手を中表で合わせて同じように縫い合わせましょう。縫い代を割り、布を軽く引っ張るようにして表に返したら縫い代を中にしまい、まち針で仮止めしておきましょう。縫う前にアイロンで一度押さえて縫いやすくしたらコの字縫いで閉じます。


 最後に裏布にあわせて下糸を白に変えて、持ち手とバッグ口を0.2センチでステッチしていくと……折りマチのグラニーバッグの完成です! 


 裏側は綺麗な三角マチになっていて、物を入れると底部分が広がり、チラリと見えるリバティ柄が可愛いですね。サイズはヨコ34センチ、タテ16センチ(持ち手含まず)、底の部分は14センチも広がるのでお弁当箱もスッポリ収まるサイズ感になっています。


  タテ(H)41センチ、ヨコ(W)36センチのハトロン紙を用意します。タテに半分に折り、両端部分から定規を使ってH17×W5、H16×W6の線を引くと、長方形が2つ出来上がります。紙の中心部分にきている長方形の内側の角からH4×W4の所にしるしを付けたら、角から線の内側2センチの部分にも点をつけておきます。もう1つの長方形にも同じようにしるしをつけておきましょう。下から6センチの所には横線を引きます。上部の2つの長方形を下書きに沿うようにハサミでカットすると裏布の型紙の完成です。横線に沿って折ると表布用の型紙に早変わり。1枚で表裏の型紙になる万能型紙でした。


 詳しい縫い方や型紙の作り方は動画で確認することができますので、気になる方はチェックしてみてください。動画概要欄には、動画公開後に気付いた持ち手のもっと縫いやすい方法も紹介しています。


 動画には「めっちゃかわいい! また作りたいものが増えました」「説明がわかりやすい!」などのコメントが寄せられている他、さっそくチャレンジしたくなったという声が国内外から届いています。


 yasuminさんはYouTubeチャンネル「布もの作家yasumin」の他にInstagramアカウント(@yasuminsmini)でも、ポーチやバッグなどの作り方を公開中。著書『商用OK! これ作ったの?と言われる布こもの』や『商用OK! どっちも作って2倍楽しい! おそろい布こもの』も販売中です。


動画提供:YouTubeチャンネル「布もの作家yasumin」さん



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