庄司浩平、高井戸署で一日署長「サワダさんに届けーって」青春支えた警察官との思い出明かす

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2025年03月22日 13:47  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

高井戸署の1日警察署長を務めた庄司浩平

俳優庄司浩平(25)が22日、東京・高井戸署で自身初となる「一日警察署長」を務めた。


交通安全活動を推進する高井戸交通安全フェスティバルで委嘱状を受け取ると「本日は一日警察署長として、僕自身もあらためて交通安全のルールを学んでいきたいと思っております」とあいさつ。きりっと敬礼した。


事故衝撃の再現を見るコーナーでは、なぜ事故が起きたかを問うクイズに「はーい」と元気よく挙手。自転車の逆走が違反行為だったと見事正解し、笑顔でガッツポーズを見せた。


テレビ朝日系「仮面ライダーガヴ」にレギュラー出演中で「ヒーローもどうしても激しいシーンが多い。それを普段目にしている僕でも、思わず目を覆ってしまうような瞬間が多かった。事故ってすごく怖いんだなとあらためて思いました」と実感を込めた。


子どもが自転車に乗る際には、ヘルメット着用が身を守る助けになる。「被害者にならない、加害者にならない。事故に遭わない、遭わせないっていうのはお互いの人生を守るために必要なこと。僕も子どものころ、ヘルメットかぶるのどうしてもダサいなって気持ちがあったんですけど。人間としてのかっこよさという意味でヘルメットを着用していだきたい」と呼びかけた。子連れの参加者が多く、小さな子どもたちも“ヒーロー”の言葉に熱心に耳を傾けた。


悪事に手を染めたことはないが、警察官との思い出はある。「高2のころ、実家近くに交番があったんですよ。サワダださんっていうすごく爽やかでスポーツマンみたいな方がいて、毎日あいさつしてくれたんです。部活帰りでヘロヘロで帰ってきたら『お疲れ』って言ってくれて。その人もバスケットボールやってたらしくて、毎日5分くらい話してた」。


数カ月間、よく悩みも聞いてもらった。ある時、異動だったのか突然、会えなくなった。「すごく寂しくて残念でした。高3になっても、いるかなってのぞいたりしてたんですけど」。再会は果たせなかったが「交番っていう身の回りの安全を守ってくれるところで、そうやって僕の青春時代を支えてくださった方がいた。恩返しではないですけど、僕も誰かにとって、ささいでもポジティブな影響を与えられたらなと日々思ってるんで、サワダさんに届けーって思います」。


イベント内では「庄司署長」と呼ばれた。「一日署長をやらせていただいてる間に何か恐ろしい事件が高井戸周辺で起きたら、決定権が上のところに僕が今いる。何も起きなければいいなと思いながらいました」と笑いつつ、「なかなかこのような格好をする機会も今後ないと思う。すごく身が引き締まる思いでした」と振り返った。


庄司は22日に自身初のカレンダーを発売。20日の東京での発売記念イベントが大盛況に終わり、29日には初めて大阪開催(HMV&BOOKS SHINSAIBASHI)で追加の発売イベントを行う。

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