
歌人の俵万智さんが街なかで取ったとっさの行動が、ネットユーザーの心をつかんでいます。
俵さんは3月18日、自身のX(@tawara_machi)を更新。「3歳くらいの男の子とすれ違った時、ポケットからコロロンと何かが落ちた。気になって見たら石ころだったんだけど、それが見事なハート型。間違いなく宝物だと思って、追いかけて渡したよ。一緒にいたお母さんにも、めっちゃ感謝された」と投稿しました。
ネット上では、俵さんと親子の交流に心打たれた人が続出。投稿は860万回以上表示され、12.6万以上のいいねがつきました。ネットユーザーからは「先生、やさしすぎる」「男の子とお母さんはすごく幸運」「すてきな話」「愛ですね」「絵本のワンシーンみたい」などの反応が相次いでいます。
また、自分自身やわが子が幼い頃の記憶がよみがえった人も多かったようで、「子どもの頃、気に入った石あったなあ」「昔、息子にもらった石がいまだに宝物です」「娘もハートの石を大事にしていました」「何でもない石も子どもにとっては宝物ですよね」などの声もありました。
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俵さんは1962(昭和37)年、大阪府出身。早稲田大学第一文学部卒業。1987年発売の第一歌集「サラダ記念日」はベストセラーに。タイトルにもなった短歌「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」は広く知られています。最新刊は2025年4月17日発売予定の「生きる言葉」(新潮新書)。