『中山教頭の人生テスト』©2025 映画『中山教頭の人生テスト』製作委員会『教誨師』や『夜を走る』佐向大が監督を務める『中山教頭の人生テスト』が6月20日(金)より公開されることが決定。メインビジュアルと特報映像が解禁された。
山梨県のとある小学校。この学校の教頭である中山晴彦は、ひょんなことから5年1組の臨時担任を務めることになる。かつては熱血教師だった彼がクラスを受け持つのは、ずいぶんと久しぶりのこと。どこにでもあるような小学校の、どこにでもあるようなクラスだが、じつは問題ばかりだ。そんな児童たちの日常に寄り添っていくうち、晴彦にもささやかな変化が訪れる…。
解禁された特報では、教壇に立つ中山教頭が子どもたちに優しく語りかける様子と、クラスの問題が映し出されている。
主人公の教頭先生・中山晴彦を演じるのは、これまで日本映画界を支え、牽引し続けてきた渋川清彦。2024年公開の『夜明けのすべて』や『箱男』での妙演も記憶に新しい彼が、本作では真面目な性格で周囲に流されやすく、校長には頭が上がらず、愛娘にも邪険に扱われる、そんなどこか頼りない教頭先生を好演している。
併せて解禁となったメインビジュアルでは、似顔絵を掲げる子どもたちと中山教頭が捉えられ、「先生や大人がこうしなさいって言うことは全部まちがってる」とのコピーが添えられている。
主演:渋川清彦 コメント
「先生や大人がこうしなさいって言うことは全部まちがってる」
っていうこの強烈なセリフがあらわす佐向監督の想いというか眼差し。
中山晴彦として言えたような気もしてます。
なにが本当か嘘かよくわからない情報の多い現代。
流されず流れてゆく。心は自由だ。
佐向監督の映画が多くの人に届いてほしい。
是非、映画館でよろしくお願いします!
監督:佐向大 コメント
誰もがお世話になったはずなのに、いったい何をする人なのかよく知らない教頭先生。
かく言う私自身、顔もまったく覚えてません。この映画はそんな、なんだか影の薄い
教頭先生を主人公に、子供たち、親たち、先生たちが繰り広げる人間ドラマです。
あたりまえですが、子供は純粋なんかじゃないし、汚れきっただけの大人もいません。
皆、生きるのに精一杯で、だからこそ嘘をついたり励まし合ったり、何かを必死に
信じたり捜したりするんだと思います。なにが正しいのかさっぱり分からなくなった今、
この映画が皆さん一人一人にそっと寄り添う存在になればうれしいです。
『中山教頭の人生テスト』は6月20日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)