<競泳:日本選手権>◇第3日◇22日◇東京アクアティクスセンター◇男子200メートル平泳ぎ決勝
東急所属の深沢大和(24)が100メートルとの2冠を達成した。
2分7秒47を記録し、チームメートの渡辺一平(トヨタ自動車)を0秒17差で振り切った。ともに世界選手権代表に内定し「去年、めっちゃ悔しくて引退した自分に『とりあえずお疲れ』と言いたいです。スーパーミーハーなんですけど、100回大会で2冠できて、すごく良かったです。おじいちゃんとかに早く報告したいです」と喜びをかみしめた。
前半から渡辺とともに、実力者ぞろいのレースをリード。後半は苦しみながらも、後続を振り切った。1年前のパリ五輪選考会では代表に届かず、1度は会社との約束通りにプールを離れた。それでも「部長さんがすごく応援してくれて『個人的に4年後(ロサンゼルス五輪で)戦っているところを見たい』と言ってもらった」と上司の後押しもあり、3カ月間の社業専念を経て、競技者に戻った。
ターンからのスピード強化などに課題を感じながらも、気持ちは前へ向いた。
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「金メダルを狙って、夢は大きく、目標高くいきたい。(表彰式では)北島(康介)さんがプレゼンターで言うのはあれなんですけど、自分が金メダルを取って、日本の水泳界にいい流れを引き寄せたいと思います」
一回り成長して夏を迎え、日本に吉報を届ける。【松本航】
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