【阪神大賞典予想】数少ない長距離重賞 カギは鋭い決め手を繰り出せるステイヤー

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2025年03月23日 06:35  netkeiba

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阪神大賞典に出走予定のヴェローチェエラ(c)netkeiba
 1着馬には天皇賞(春)への優先出走権が与えられるレースで、過去10年間でこのレースから天皇賞(春)へと挑んだ馬は【4-6-5-50】と見逃せない。阪神競馬場芝3000mは2角出口付近からスタートして、内回りコースを1週半。過去10年で上がり3ハロン最速馬は【9-2-1-0】で、これらを含め同3位以内馬は【10-8-6-7】。最後までスタミナを温存できる長距離馬を狙いたい。

 ◎ヴェローチェエラは日経新春杯1番人気4着。ショウナンラプンタとは初勝利を記録した直後のゆきやなぎ賞でも顔を合わせており、そのときはコンマ1秒差2着だった。京都新聞杯3着のち、条件戦から再スタートし3連勝。その勢いそのままに挑んだ前走は大逃げを打つメイショウタバルから離れた中団を追走し、早めに追い上げて1度は2番手を伺うようなシーンもあったが、さすがに最後は息切れ。後方待機していた馬に交わされてしまったが、高い心肺能力を示している。

 〇ショウナンラプンタは昨年の菊花賞で2着馬と同タイム4着。このレースは出入りの激しいレースとなったが、馬群の中でしっかりと脚を溜めると坂の下りを利して好位に押し上げ、正攻法の競馬で見せ場を作った。前走の日経新春杯はメイショウタバルが作るハイペースを後方で待機。メンバー最速の末脚を繰り出して力を示した。500kgを優に超える大型馬で、阪神競馬場は内回りコースを使用したデビュー戦を含め2戦2勝。得意のコースで重賞初制覇を狙う。

 ▲ブローザホーンは宝塚記念優勝馬。昨年のこのレースは1番人気3着で、天皇賞(春)2着。時計がかかる馬場でのスタミナ比べには自信がある。昨秋はジャパンC、有馬記念に挑み、いずれも12着。速い時計の決着を苦手とする弱点を露呈した形になってしまった。小柄な馬だけに59kgは少々気になるが、これまで積み上げてきたその実績は無視できない。

 △ゴールデンスナップは万葉S優勝馬で、暮れのステイヤーズSが勝馬からコンマ3秒差4着だからスタミナには自信がある。昨年の本レースは3勝クラスからの格上挑戦だったが、勝ち馬に次ぐ2位タイの上がりタイムを記録して5着だった。ブローザホーン同様に時計がかかる馬場でのスタミナ比べには定評がある。△ワープスピードは昨年の2着馬。前走は海外遠征帰り初戦だった。上積みあるはず。

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