NHK土曜ドラマ『地震のあとで』完成試写会に登壇した唐田えりか (C)ORICON NewS inc. 俳優の岡田将生(35)、橋本愛(29)、唐田えりか(27)がこのほど、都内で行われたNHK土曜ドラマ『地震のあとで』(4月5日スタート NHK総合 後10:00〜後10:45)完成試写会に登壇。唐田が、岡田と共演した思いを語った。
【集合カット】村上春樹氏の難解作品を実写化。橋本愛&岡田将生&唐田えりか 今作は、1995年に発生した阪神淡路大震災の後、作家・村上春樹氏が著した4つの短編を震災から30年を迎える今年、全4話で連続ドラマ化する。岡田、橋本、唐田は#1「UFOが釧路に降りる」に出演。阪神淡路大震災のニュース映像を見続けていた未名(橋本愛)は、突然家を出ていく。夫の小村(岡田)は、妻の行方も分からないまま、後輩に依頼された「届け物」をするため釧路へ。妻はなぜ出ていき、どこに行ってしまったのか。小村は、釧路で出会ったシマオ(唐田)、ケイコ(北香那)らに奇妙な旅へと導かれていく。
唐田が演じるシマオは、小村が釧路で出会う不思議な雰囲気の女性。小村を不可解な言葉で誘っていく。唐田は、岡田との共演を振り返り「岡田さんとお芝居をする中で、台本上では考えていなかった感覚が感じられました」と感謝した上で「おこがましいですが、悔しいと思いました。自分がぶつけたものを超えてきて、それを超えたくて、超えられなくて」と率直な思いを吐露。「映像には顔が映っていないシーンで、岡田さんの顔を見ても『なんて顔をするんだろう』って。今回、いろんな感情を役としてももらいましたし、自分の役者としての思いもグワって持ち上げてくださった方だなと思います」と尊敬のまなざしを向けた。
一方、岡田は「楽しかったですね。2人で迷いながら撮影していました」としみじみ。「言葉にするのが難しい本(脚本)なのでやりがいはあるのですが、その時間(話し合う時間)がなければ成立していない。それを共有しながらお芝居できたのはすごくうれしかったです」と声を弾ませた。
会見には、演出の井上剛氏、プロデ―スの山本晃久氏も登壇した。