女優鳴海唯(26)が23年8月に発売したファースト写真集「Sugarless」(玄光社)が今年2月に重版となるなど、ブレークの兆しをみせている。このほど日刊スポーツの取材に応じ、発売約1年半を経て再び脚光を浴びた1冊の魅力や今後の活動について語った。
「特別な人と行く九州旅行」をテーマに福岡の博多や能古島、長崎県内などで撮影した。水着やランジェリー姿の初披露をはじめ、屋台や小学校、書店など、さまざまな場所でおさめた素の姿が感じ取れる作品となっている。発売後の舞台出演などの影響で部数が上がったこともあり、電子版は24年の玄光社ジャンル別ランキング1位を獲得。同社が書店にも再び働きかけ、重版に到達した。
鳴海は「うれしいですね。私のパーソナルに近いものが詰まっていますし、基本おちゃらけている人間なのですが、鳴海唯ってどんな人だろうと思った時に帰ってこられる写真集かなと思います」と笑顔。撮影については「九州に行ってみたかったんです」といい、大人へ変化していく自身をイメージしたタイトルには「今はだいぶ大人になったかな…。もうコーヒーも飲めますし、お酒も好きになりました」と明かした。
小学生の頃から芸能活動に憧れ、舞台芸術系を学ぶ関西の大学1年生だった頃に映画「ちはやふる」にエキストラとして参加。「同世代の俳優さんたちが活躍する姿に触発されて、このままではいかんと思いました」と動き出した。入学したての大学を前期で中退。そのまま上京を決断した。
上京後は半年間、養成所に通って演技の基礎を学んだ。19年の女優デビューから今年で7年目。NHK連続テレビ小説や大河ドラマ、昨年はゴールデン・プライム帯連続ドラマ初のレギュラー出演をつかむなど着実に出番を増やしている。「去年は自分の苦手なことと得意なことがわかりました。本来の明るい性格とは反対の役を求められた時にどうするかとか、悩むところも大事にして、今年はバランス良くいろんな役を演じていきたいです。まだまだ頑張らなきゃなと思います」と意気込む。
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「面白いことが好きですし、楽しんでもらいたいという思いがある人間なので、わくわくする仕事にこれからも取り組んでいきたいです」と力を込めた。明確な目標は定めずに向かう。「自分が出ている作品が人に届いたと実感する時がうれしいので、そういう機会を増やしていきたいですね。基本、楽しんでもらいたいという思いがある人間なので、面白くてわくわくする仕事をしていきたいです」と未来を見据えた。【松尾幸之介】
◆鳴海唯(なるみ・ゆい)1998年(平10)5月16日生まれ、兵庫県出身。19年デビュー。同年NHK連続テレビ小説「なつぞら」出演、21年「偽りのないhappy end」で映画初主演。23年「どうする家康」で大河ドラマ初出演、24年ドラマ「Eye Love You」でGP帯連ドラ初レギュラー。4月5日開始のNHKドラマ「地震のあとで」出演も控える。趣味・特技は運動全般。お笑い好き。156センチ。
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