橋本愛、涙目で語った震災への思い「地震の余波の上に私たちの人生がある」【地震のあとで】

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2025年03月24日 05:04  モデルプレス

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「地震のあとで」完成試写会見に出席した橋本愛(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/03/24】俳優の岡田将生、橋本愛、唐田えりかが3月13日、都内で行われたNHK総合土曜ドラマ『地震のあとで』(4月5日スタート/毎週土曜夜10時〜/全4話)の完成試写会見に出席。震災への思いを語った。

【写真】橋本愛が涙「癒されない傷があって」

◆橋本愛、涙目で語った震災への思い

1995年に発生した阪神淡路大震災の影響を、遠く離れた場所で受けた人間たちを描く本作。以前と比べ阪神淡路大震災と自身との距離に変化はあったかと問われた岡田は「当時はあまり記憶にないんですけど、こうやって大人になって改めて仕事で関わらせていただき、そしてそれを知るということは、年月が経っていても、地震っていうのは大地を揺るがすものですが、人間一人ひとりをこんなに揺らしているんだなっていうことを、今回このドラマを通して改めて(感じました)」とコメント。

橋本は「私は96年生まれなので、ちょうど1年後ぐらいに生まれたんですけど、自分がもう生活感覚だったり、人生感覚そのものが揺らいだ後に形成されたものなんだなっていうのはすごい実感したんです」と説明。「日々生きていて、この景色も世界も、諸行無常で常に移り変わりゆくものだなっていう感覚は、物心ついたときからやっぱりあって、てことはやっぱり、地震の余波の上に、私たちの人生があるんだなっていうことに改めて気付かされた」と本作を通して感じたことを語り、涙を浮かべる場面もあった。

また、唐田は「変わったというか、自分が年を重ねるごとに、地震や自然災害だったり、いつ何がどう起こるか分からないものだなっていうことを思っていますし、日常って何が起こるかわからないものっていう感覚に今なってる」と話していた。

この日は、岡田、橋本、唐田のほか、制作統括の山本晃久氏、演出の井上剛氏が出席した。

◆土曜ドラマ「地震のあとで」

1995年に発生した阪神淡路大震災の後、作家・村上春樹氏が著した4つの短編を、震災から30年を迎える2025年の節目に連続ドラマ化。原作の舞台を1995年だけでなく、2025年にいたる設定に置き換えることで、今に続く地震のあとの30年の時間を描き、これらの連鎖の先に回復を祈るドラマを目指した。映画『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允氏が脚本、ドラマ『その街のこども』『あまちゃん』で震災を描いてきた井上氏が演出を担当する。(modelpress編集部)

◆「地震のあとで」第1話あらすじ

#1「UFOが釧路に降りる」

1995年、東京。阪神淡路大震災のニュース映像を見続けていた未名(橋本愛)は、突然家を出ていく。夫の小村(岡田将生)は、妻の行方も分からないまま、後輩に依頼された「届け物」をするため釧路へ赴く。妻はなぜ出ていき、どこに行ってしまったのか?小村は、釧路で出会った女性たちに奇妙な旅へと導かれていく。

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