レッドブル代表、ローソンと角田裕毅の交代説にノーコメント「データを調べ、リアムのサポートのため最善を尽くす」

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2025年03月24日 08:00  AUTOSPORT web

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2025年F1第2戦中国GP リアム・ローソン(レッドブル)
 2025年F1中国GP決勝で、レッドブルのリアム・ローソンは12位という結果だった。序盤2戦で強力なパフォーマンスを示せなかったローソンについて、早ければ次戦日本GPで他のドライバーと交代させられる可能性があるとの推測が持ち上がっている。

 ローソンが中国GPで予選最下位20番手に終わった後、チームはパルクフェルメ下でサスペンションのセットアップを変更し、ピットレーンからスタートさせることを決めた。

 ハードタイヤでスタートしたローソンは、1周目には18番手に上がり、14周目には9番手に。18周目にハードからミディアムに、30周目にハードに交換する2ストップで走り、1ストップ主流のレースにおいて上位に浮上できず、16位でフィニッシュ。ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)のペナルティで15位に繰り上がった後、上位3人が失格になったことで、最終結果は12位となった。


■「オーストラリアの時よりマシンがトリッキーだった」とローソン

「とても厳しいレースだった」とローソンはレース後に語った。

「異なることを試し、ピットレーンからスタートすることにした。マシンのセットアップを探るためのギャンブルだった」

「アグレッシブなことをしようとしたが、うまくいかなかった。大きな変更を施したものの、ペースで苦しみ、マシンはメルボルンの時よりもトリッキーに感じた」

「昨日のスプリントでのペースの方が良かった。言葉で表現するのは難しいが、このマシンのウインドウはとても小さくて、そこから外れると、とても大きな代償を払うことになるんだ」

「運転する時間が増えるほど、より多くのことを試してそこから学ぶことができる。でも残念ながら今日は正しい方向には進まなかった」

「僕自身が、このマシンをもっと速く走らせる必要がある。外部からのプレッシャーとは関係ない。チームは大きなサポートを与えてくれている。ここは独特なトラックだが、データを見直して、今後のためにそこから学んでいく」


■ローソン交代説のなか、代表はサポートを誓う

 レッドブルは早ければ次の日本GPでローソンを降ろすのではないかという推測について聞かれたチーム代表クリスチャン・ホーナーは、これを否定も肯定もしなかった。

「パドックでは常に憶測が飛び交うものだ。まだレースを終えたばかりであり、情報を持ち帰って、この後、詳しくチェックするつもりだ」とホーナーは語ったとFormula 1.comが伝えた。

「リアムはポテンシャルを失っていないと私は思っている。現時点で我々がそれを実現させていないだけだ。彼にとっての問題は、厳しい週末を何度か過ごし、メディアの注目を浴びていることだと思う」

「この世界ではプレッシャーは自然に大きくなる。彼をとても気の毒に思うよ。現時点で彼が非常に厳しい状況にあることは分かるだろう」

「彼はまだ若く、我々には彼の面倒を見る義務がある。彼をサポートするために最善を尽くす。リアムは非常に有能なドライバーであることは確かであり、我々はそれを知っている。ただ、何らかの理由で、今の時点では彼はその能力を発揮していない」

 ローソンを降ろす場合、後任の最有力候補は、現在レーシングブルズで走る角田裕毅なのではないかとの推測もあるが、それについて聞かれたホーナーは「ドライバー交代についてはコメントするつもりはない。それを言うと、見出しになるからだ」と答えた。

「繰り返しになるが、今シーズンは2戦を終えた段階であり、我々には2戦分のサンプルがある。大量の情報を持っているので、この後よく調べて、リアムと協力し、彼のために最善を尽くす」

「彼がどのようにマシンの運転に適応したか、マシンから何を得ているか、我々がどのようにサポートできるのか、彼の主な問題はどこにあるのか、何が不安定さを引き起こしているのか。これらすべての問題に関して、非常に多くの情報を持っている」

[オートスポーツweb 2025年03月24日]

このニュースに関するつぶやき

  • ペレス選手ファンに“スローソン”呼ばわりされて、散々なローソン選手。気の毒だけど、チャンプの同僚が逆ポールはいただけないですね。上が責任取るべきでしょうね。
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