
【写真】吉原の町で盛大な祭が催される 『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』第12回「俄(にわか)なる『明月余情』」場面カット
吉原で一月にわたって大々的に開催される俄祭りの準備が進むある日、女郎屋「松葉屋」では、花魁の松の井(久保田紗友)がうつせみに「新様、来るかもしれんすなぁ」と耳打ちをする。新之助との駆け落ちに失敗し、酷い折檻を受けたうつせみは困惑しながら「もうわっちのことなぞお忘れでござんしょう」と遠くを見つめる。
町が大きな賑わいを見せた俄祭りの最終日。大通りは竹笠をかぶって舞う踊り手や聴衆であふれ返っている。松の井とうつせみが大通りに出ると、道の向かい側には竹笠を持った新之助の姿がある。
松の井は後ろからうつせみの背中をポンと押すと「祭りに神隠しは付き物でござんす」と微笑み、持っていた竹笠を手渡しながら「お幸せに」と言う。うつせみは竹笠を受け取り、振り返って新之助のもとへ。2人は手を取り合うと人混みに紛れながら、ゆっくりと大門から吉原の町を抜け出すのだった…。
2日放送の第9回「玉菊燈籠恋の地獄」では駆け落ちに失敗した新之助とうつせみ。そんな2人が再会を果たし、吉原を抜け出す様子が感動的な音楽と共に描かれると、ネット上には「これは粋な神隠し」「感動回だ!感動回だ!!」「こんなん泣くわ〜」などの反響が続出。その一方で「え、マジで!?大門潜っちゃった!?いいの!?」「前回のことがあるから心配」「大丈夫なのか不安な1週間」といったコメントも相次いでいた。