今日24日(月)午前、千代田区・靖国神社にある東京の桜(ソメイヨシノ)の標本木の蕾がさらに膨らみ、2輪ほど咲いているものも見られました。あと3輪ほどで開花発表となり、まさに秒読み段階です。
●東京の桜(ソメイヨシノ)の標本木が花開く まもなく開花へ
写真は今日24日(月)午前9時半の千代田区・靖国神社にある東京の桜(ソメイヨシノ)の標本木です。昨日23日(日)より蕾がさらに膨らんで、2輪ほど花が開いているのが確認できました。東京の桜の開花は目前となっています。早ければ今日の午後にも、気象庁から開花発表があるかもしれません。
●桜の開花日とは
桜の開花日とは、標本木で5〜6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日です。なお、胴咲き(枝ではなく幹や根から咲く)による開花は、通常の開花とは異なるプロセスによると考えられることから、5〜6輪に含まれません。
観測の対象は多くの地域でソメイヨシノです。ただ、ソメイヨシノが生育できない地域である沖縄県から名瀬にかけてはヒカンザクラ、北海道地方の一部ではエゾヤマザクラが観測されています。
一般的に、桜は咲き始めてから1週間程度で満開を迎えます。ただし、寒冷な地方ほど開花から満開までの期間は短く、東北北部では開花から満開までは4から5日程度と短くなります。
開花から10日くらいは花がしっかりと付いているため、強い雨や風で散ることは、ほとんどありません。花吹雪になるのは開花してから10日以上たってからです。よほど強い雨が降ったり、強い風が吹いたりしなければ、桜は開花から3週間くらいは楽しめることが多くなります。さらに、その期間に気温が低いと花は長持ちして、場合によっては1か月くらい楽しめることもあります。
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