舞台「となりのトトロ」(C)2022 Hayao Miyazaki/Studio Ghibliオリビエ賞6冠を受賞した舞台「となりのトトロ」が、ロンドンのウェストエンドで無期限ロングラン公演を開始した。
この舞台は、アニメーション映画『となりのトトロ』を基に、久石譲が音楽を手掛け、日本テレビとロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが共同製作した。2022年から2024年にかけてバービカン劇場で初演と再演を行い、全公演で29万人を動員した。
演出のフェリム・マクダーモットは「44年前、まだ学生だった私は、ミュージカル『キャッツ』をジリアン・リン・シアターで観て熱狂しました。時を経て、スタジオジブリの傑作に基づいた素晴らしいショーをこの劇場で届けることができることを誇りに思います。この作品がいつまでも愛されることを願っています」とコメント。
日本テレビのプロデューサーでスタジオジブリの取締役でもある依田謙一は、「久石譲さんがリードしてくださった作品が、ウェストエンドで最もこの物語に似合うジリアン・リン・シアターで長い旅に出られることを心から嬉しく思います。日本で生まれた作品が無期限ロングランに挑めることは光栄です」と語った。
初日となった20日はロイド・ウェバーをはじめ、『グレイテスト・ショーマン』の「ディス・イズ・ミー」で知られるキアラ・セトルら著名人も駆けつけ、熱狂的なスタンディングオベーションでの開幕となった。
また、2025年11月分まで販売していたチケットを2026年3月分まで販売することも発表された。
フェリム・マクダーモット(演出)コメント
44年前、まだ学生だった私は、ミュージカル『キャッツ』をジリアン・リン・シアターで観て熱狂しました。時を経て、スタジオジブリの傑作に基づいた素晴らしいショーをこの劇場で届けることができることを誇りに思います。この作品がいつまでも愛されることを願っています
鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)コメント
人々がロンドンを思い浮かべるとき、トトロを思い出してくれると嬉しいです。
依田謙一(日本テレビ プロデューサー/スタジオジブリ 取締役)コメント
久石譲さんがリードしてくださった作品が、ウェストエンドで最もこの物語に似合うジリアン・リン・シアターで長い旅に出られることを心から嬉しく思います。日本で生まれた作品がウェストエンドで無期限ロングランに挑めることは光栄です。あなたが子供の気持ちに戻った時、トトロに会うことができるでしょう。劇場でお待ちしています。
ダニエル・エヴァンス&タマラ・ハーヴェイ(RSC共同芸術監督)コメント
私たちは優しさ、勇気、想像の物語である「My Neighbour Totoro」のロングラン公演が始まったことを心より嬉しく思います。この素晴らしいショーは、バービカン劇場で二度、観客をワクワクさせました。ロングラン公演によってより多くのお客様を私たちの新しい家であるジリアン・リン・シアターにお迎えすることを楽しみにしています。
(シネマカフェ編集部)