「ブラジルのルーラ大統領夫妻が、3月24日に来日しました。令和となって2回目となる国賓を歓迎する行事が皇室一丸となって行われています。天皇陛下と雅子さまも同国に赴任している大使などからレクチャーを受けるなど、入念な準備を行われていますが、愛子さまもこうした場に同席されていました。
さらに、愛子さまにとっては国賓行事デビューとなります。雅子さまも歓迎行事や宮中晩餐会での愛子さまのお召しものを、楽しそうに相談しながら決められていたそうです」
こう話すのは宮内庁関係者。
コロナ禍の苦難を乗り越え、戻ってきた絢爛な宮中晩餐会の光景。だが終戦から80年の今年、雅子さまに控えているのは、華やかな場面だけではない。両陛下が担われる四大行幸啓や、上皇ご夫妻から受け継がれた“慰霊の旅”もあるという、あまりにも多忙な日程だ。皇室担当記者は、
「4月7日に、天皇陛下と雅子さまは硫黄島を日帰りで訪問し、日米両軍合わせて3万人にも達した戦没者を慰霊されます。
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その週末の11日と12日には、大阪・関西万博の開会式に出席されるため大阪府をご訪問。さらに4月22日には春の園遊会が控え、5月には埼玉県での全国植樹祭へのご出席。6月には第二次世界大戦において象徴的な場所でもある沖縄県と広島県を訪問され、7月には国賓としてモンゴルをご訪問……。さらに慰霊の旅としては、9月に長崎県を訪問されることも決まっています。
これほどハードな日程ではお体への負担も大きいでしょう。ただ雅子さまは日程に合わせて体調を整えることができるようになってきており、着実に自信も高められているそうです。すべてのおつとめを完遂するご決意を固められているようにお見受けしています」
だが、両陛下が各地へ直接赴かれるだけではなく、万博には各国からの要人が多数来日するとみられている。すでに4月下旬にはデンマーク国王のフレデリック10世が、5月にはオランダのウィレム=アレキサンダー国王が来日することが決まっているのだ。
「万博の開催期間中、会場の迎賓館を訪れる各国の王族や首脳、その随行員は2千人規模となることがすでに報じられています。外交儀礼上、国王などの国家元首級は両陛下による接遇となりますが、両陛下の負担を緩和するために、秋篠宮ご夫妻だけでなく、ほかの皇族方にも、接遇の場面を増やしていただこうと調整していくようなのです」(前出・宮内庁関係者)
その中でも、天皇陛下と雅子さまが期待を寄せられているのが、愛子さまと佳子さまの、いわば“アイカコ”ペアなのだ。昨年11月の宮中茶会や、2月の鴨場での外交団接待……ほほ笑ましくも堂々としたご接遇ぶりには、両陛下も頼もしく感じられているという。
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前出の宮内庁関係者は、
「昨秋の文化勲章受章者らを招いた宮中茶会では、愛子さまのお話に間ができる場面を、佳子さまがその間をつなぐようにお声がけされるというコンビネーションを見せられていました。両陛下もこの連携ぶりを高く評価されていたとうかがっています。国際親善の場面で、お二人が力を合わせて活躍してほしいと願っておられるはずです」
■愛子さまを的確にフォローされて…
万博を前に、お二人の連携ぶりが試される局面も……。春の園遊会では、両陛下、秋篠宮ご夫妻、愛子さまと佳子さまをそれぞれ中心とする3ルートに分かれて、皇室の方々が招待者と懇談される形式となることが発表されたのだ。長年皇室番組を手がけてきた放送作家のつげのり子さんはこう話す。
「2月の鴨場接待では、鴨を放鳥する直前まで、愛子さまにだけ手袋が配られていませんでした。それに佳子さまが気づき、係の人に伝えるフォローをなさっていたのです。園遊会でもお二人が並んで会場を回られるとのことですが、愛子さまも、おつとめに慣れた佳子さまがそばにいらっしゃれば、非常に心強いことでしょうし、園遊会がいっそう華やぐでしょう」
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さらに、万博を機に来日が予想される各国王室の接遇で、愛子さまと佳子さまが大阪まで赴かれることへの期待を、前出のつげさんは滲ませる。
「1986年、当時は皇太子だったチャールズ国王とダイアナ元妃の来日では、天皇陛下が京都を案内されたことがありました。
オランダ、ベルギーなど欧州王室には愛子さまと同世代の王女が多くいます。もし各国のプリンセスが万博で来日したときには、大阪から地理的にも近く、皇室にもゆかりのある場所が多い京都や奈良に、愛子さまが同行し案内されることもあるかもしれません。
佳子さまは昨年のギリシャご訪問時に“ほほ笑みのプリンセス”と称賛されました。愛子さまと力を合わせ、世界の人々の日本への興味と親しみがより深まる親善に務めていただければと思います」
要人来日ラッシュの秘策として雅子さまが期待される“アイカコ”のお二人。華やかなご活躍が、世界中の人々をほほ笑みで包み込むことだろう。
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