
職場のITインフラが整っていないと仕事のパフォーマンスが落ちる。広島県の50代女性(社内SE)が過去に勤務していた職場は
「経理の仕訳元帳をExcelで各シートに貼り付けてやってました」
と振り返る。Excelで管理するくらいだから零細企業か個人事業主かと思いきや「今時、さすがに経理ソフトも安くあるのに不思議なスーパーゼネコン様々でした」とのことだ。(文:林加奈)
「パソコンのスペックが低過ぎて動きが遅くなったり止まったりする」
千葉県の50代男性(施工管理/年収800万円)は
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「建設業でCAD導入しているのは良いのですが、パソコンのスペックが低過ぎて動きが遅くなったり止まったりするのが、上司達のITに関する理解が低いんだろうなぁと」
パソコンを買い替えれば解決する話だが、ITリテラシーの低い上司から理解が得られなければそれも難しいだろう。
「またネット接続がスマホテザリングなのが1か月10GBで制限が掛かるのも、イマドキはCADデータやweb会議のやり取りだけで10GBはすぐに超過するので何だかなぁって感じですね〜」
と、少ないデータ容量にも不満があるという。
「移し替えたい場合は上司からハンコを貰った申請書と一緒にディスクを……」
宮城県の30代男性(公務員/年収450万円)も、少なすぎるデータ容量に頭を抱える。
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「メールの受信ボックスの容量が250MB。課の共有フォルダの容量が250GB。外部記憶媒体は使用禁止」
参考までに、個人のGmailの容量は無料の容量だけで15GB。250MBがいかに少ないかがわかる。外部記憶媒体が使えないのはセキュリティ上、仕方ない部分もあるが、これでは困ってしまう。では、容量がいっぱいになったらどうするかというと……。
「移し替えたい場合はシステム部署に上司からハンコを貰った申請書と一緒にディスクを持っていくと焼いてくれる」
パソコンがウイルスに感染するリスクを減らす目的だろう。だが手間を考えると、データ容量をアップさせることでかなり効率化が進むのではないだろうか。
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