築90年の古民家で暮らす夫妻の様子が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で4万6000回視聴を突破、1700件を超える“高評価”が寄せられています。
投稿したのはYouTubeチャンネル「どんぐりさんのsurprise gardening」のどんぐりさん。現在住んでいる実家は、かつて親族から「取り壊した方がいいのではないか」という声もあがっていたという築90年の古民家。それでもどんぐりさんは65歳のころ、祖父が建て自身が育った思い出あふれる家の管理を引き受け、住むことを決めます。以前はお母さんが生前に編んだというレースも話題になりました。今回反響を集めたのは、そんなどんぐりさんと、“趣味が違う”夫の生活についてです。
●“趣味が違う”夫妻のある1日
古民家の朝は雨戸を開ける音で始まります。どんぐりさんは早速庭に出て、松と梅の木にバードケーキ(鳥のエサを固めたもの)を付けていきます。これは、鳥たちに毛虫を捕まえてもらうのが目的とのことです。庭のあちこちには、かわいらしい花たちが。やわらかい日差しが春の訪れを感じさせてくれます。
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使っているプランターの中には手作りしたものも。金属の枠と枯れ草を組み合わせて、鳥の巣のような形を作っていきます。落ち葉や土などを重ねた上に植えるのはピンクのネメシア。誕生日のプレゼントに頂いたものです。
●食事中の会話をのぞいてみると……
お昼どきになったので、キッチンに立って野菜を洗います。北風がびゅうびゅう吹く日のメニューはクリームシチュー。鶏肉や切った野菜を手際よく炒めていきます。
牛乳を入れて煮込んだら、おいしそうなシチューの完成。あたためたパンと一緒にコタツで頂きます。
夫(愛称:松ぼっくりおじさん)が小声で感想を話すと、「もうちょっと大きな声で言ってほしいな、おいしいならおいしいって」と、冗談交じりに応えるどんぐりさん。すると夫は表情をほころばせ、咳ばらいをひとつしながら「これはなかなかおいしいですねぇ」と言い直します。
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話題は庭の作物の話に移ります。どうやら夫は植えたいものがあるみたい。「畑に植えるものってワンパターンになってきちゃう」「おソバはありかなと思って」と話します。どんぐりさんも大賛成の様子。おソバができたら、お料理のレパートリーも広がるでしょう。収穫の時期が楽しみですね。おのおののやりたいことやアイデアを大切にすると、食事のときの話題も新鮮なものになりそう。雰囲気がとってもやわらかくすてきです。
●食事のあとは自分だけの時間を
本が届いたので開封するどんぐりさん。頼んであったのはお料理に関する本。本屋さんにお任せの「おみくじブック」も楽しそうな1冊でした。コタツでの読書はきっと至福のとき。自分だけの空間に浸って、静かな時間が流れていきます。
日が長くなったので夕方の庭を歩きます。庭のあちこちには新しい緑が。冬の枯れ草を楽しめるのもあとわずかです。
日が暮れたので雨戸を閉めていきます。「もう若くはないけれど、それは激しさより穏やかさに心が変化したということ」と語るどんぐりさん。明日もいい日でありますように。全編は動画で確認してみてくださいね。
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●「豊かですね」「救われた」国内外から大反響
コメント欄には「一週間救われました」「お互いに大人な感じ」「私も高齢になってから、物事に対して激しく心が揺さぶられたり、感情が高まったりすることが少なくなりました」「熟年のお二人生活は、色んなパターンの形態があるように思います」「食事の時間はお喋りをしながら嗜むのが良いですね」といった声が。海外の方からの書き込みもたくさんありました。
どんぐりさんは、何も分からないところから動画編集を始めたとのこと。別の日の投稿からも、夫妻の温かな暮らしが伝わってきます。
画像提供:YouTubeチャンネル「どんぐりさんのsurprise gardening」
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宮内庁 4月1日からYouTube開設(写真:TBS NEWS DIG)67
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