昨年10月に異例の現役復帰を果たしたシュチェスニー [写真]=Getty Images バルセロナが元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーとの契約延長を画策しているようだ。24日、スペイン紙『アス』が伝えている。
現在34歳のシュチェスニーは昨シーズン終了後にユヴェントスとの契約を1年前倒しで解消し、その後に現役引退を表明。しかし、ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが長期離脱することとなったバルセロナからの誘いを受け、昨年10月に現役復帰を決断し、1年間の短期契約を締結した。加入当初は出番が訪れなかったものの、今年1月のコパ・デル・レイ(国王杯)3回戦でデビューし、ここまで公式戦16試合でゴールマウスを守っている。
出場した公式戦16試合で8度のクリーンシート(無失点試合)を記録し、チームはその16試合を14勝2分無敗で乗り切るなど、日に日に存在感を高めているシュチェスニー。しかし、現役復帰した際にバルセロナと締結した現行契約は今年の6月末で満了となることから、今シーズン終了後の去就には大きな注目が集まっている。
報道によると、バルセロナはシュチェスニーとの契約延長を優先事項の一つとしており、デコSD(スポーツディレクター)をはじめとしたクラブ上層部が現在交渉を行っているとのこと。契約期間を2026年6月末まで1年間延長することに加え、1年間の延長オプションも併せて提示している可能性が高いという。この条件での契約延長が実現した場合、シュチェスニーは最大で2027年6月末までバルセロナに残留することとなる。
なお、シュチェスニーにはバルセロナのプレーヤーとしてキャリアを継続する意思があり、この度明らかになった内容での契約更新をすでに了承しているとも報じられている。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』によると、両者の交渉は最終的な合意に向けて詳細を詰める段階にまで達しているようだ。