トランプ米大統領=21日、ワシントン(AFP時事) 【ワシントン時事】トランプ米大統領は24日、南米ベネズエラ産の原油や天然ガスを受け入れている国・地域からの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名した。4月2日から適用する方針。トランプ氏はSNSで「数万人の非常に暴力的な性質を持つ人々や殺人者、犯罪者を意図的に米国に送っている」と理由を説明した。
安全保障上の脅威に対処する国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく措置。大統領令では、ベネズエラは「(ギャングなどの)不法な活動を支援し、不安定化させる活動を続けている」と非難した。
ロイター通信によると、ベネズエラ産石油の最大の輸出先は中国。米国はすでに中国からの輸入品に追加関税を課しており、さらなる上乗せになる可能性がある。スペイン、イタリア、キューバ、インドもベネズエラから石油を輸入しているという。