ラ・リーガ、国王杯、CL、代表活動…中3日の連戦を控えるMFペドリ「受け入れてプレーを続けるしかない」

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2025年03月25日 12:44  サッカーキング

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過密日程に警鐘を鳴らしたMFペドリ [写真]=Getty Images
 バルセロナに所属するMFペドリが、過密日程について語った。24日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 代々、スペインを代表するテクニシャンを輩出してきたカナリア諸島出身のペドリは、現在22歳ながらバルセロナで絶対的な地位を確立しており、今シーズンは公式戦42試合に出場している。2021年夏の東京オリンピックを境に、酷使がたたって負傷離脱を繰り返すようになっていたが、ここまではフル稼働し5得点7アシストと好パフォーマンスを維持。また昨夏には、スペイン代表としてEURO2024の優勝を果たすなど、ケガに悩まされた続けた数年を経て充実の1年間を送っている。

 オランダ代表との死闘を制したUEFAネーションズリーグ・準々決勝の2ndレグから一夜明けた24日、メディア対応を行なったペドリは「高揚感とチームワークはとても重要だ。ウナイ(・シモン)が直前にセーブしてくれなかったら、あのようなPKを蹴ることはできなかっただろう」と6番手のキッカーとしてPK戦に決着をつけたシーンを振り返った。

 そんなペドリは、スペイン代表としての活動を終えて所属クラブに復帰したものの、早速27日にラ・リーガ第27節オサスナ戦を控えている他、この先はリーグ戦、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグと3つのコンペティションによる過密日程に。中2〜3日の間隔で試合をこなしていく同選手は「(72時間以内に)回復するのは難しい。試合はどんどん増えていくから、常に別の解決策を探すことになる」としつつ、「これほど多くの試合をこなせば、激しさやプレーのレベルは失われてしまう。まあ今は、受け入れてプレーを続けるしかないけどね。いつの日か、権力者がそれを変えてくれることを願っている。フットボールにもっと回復の時間が設けられることを期待しよう」と警鐘を鳴らした。

 それでも、試合に出続けたいと強調するペドリは「奇妙に思うかもしれないが、僕はローテーションして休むよりもプレーしている方がずっといいんだ。ベンチに座っていると、体がより疲れているように感じる」と告白。続けて「継続性と自信のおかげで、最も楽しんでいる瞬間のひとつだし、最も楽しんでいるシーズンのひとつだよ。チームメイトのおかげでとてもプレーしやすい。これからも楽しんで勝ち続けていきたい」と胸中を明かしている。

 シーズン後半戦に差し掛かるにつれ、疲労の蓄積や1試合における重要性など体にかかる負荷は大きくなっていく。ようやくトップフォームを取り戻したペドリが、最後までケガなくプレーできることを願うばかりだ。

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