
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、池田貴史さん
◆約27年続いている“レキシ”
れなち:池田さんが“レキシ”として活動を始めたきっかけは何ですか?
池田:よく“ビジネス歴史好き”って言われるんだけど、日本史は子どもの頃から本当に好きなんですよ(笑)。
れなち:専門家ではないけど趣味として好きなんですよね。分かります、私もそうです。
池田:それで、歴史と音楽を組み合わせて何かやってみようとなって。最初は遊びでやっていたの。
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池田:バンドでメジャーデビューしてちょっと経った頃かな。最初は忘年会の余興みたいな感じでやっていたんだけど、ソロの作品を作りたくなったときに“じゃあ(レキシで)作ってみようかな”と思って。だから、最初は記念にアルバム1枚を作るくらいの感じだった。
れなち:それがもう何年続いているんですか?
池田:始めたのが1997、8年くらいだから……。
れなち:もう約27年も歴史の歌を歌っているんですね! もう歌ってない時代はないんじゃないですか?
池田:そう! だから、もうネタがないんだよね(苦笑)。前のアルバム(『レキシチ』)でいよいよ明治時代をテーマにしちゃって、明治以降はテーマにするのが難しい。
れなち:現代に近づいてきちゃうと、今の政治とつながってしまうこともあったりして難しいですよね。
池田:それもあるし、(時代が離れているほうが)イメージしやすいというか。
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れなち:3月19日(水)に配信シングル「YO.JIN.BO.」がリリースされますが、今回はなぜ“用心棒”をモチーフにしたのですか?
池田:用心棒ってあまり歴史と結びつかない感じもあるんですけど、そのワードがずっと引っかかっていて。それで(曲を作っているうちに)用心棒は、どちらかというと職業チックというか“一線を越えてはいけない”みたいな。例えば、(用心棒として)守っている人が、好きな人に会いに行くときも守っている。それが仕事なんだろうけど(その状況が)切ないなと思って。
れなち:まず用心棒に対して、そこまで思いを馳せた人もいなかったんじゃないですか(笑)。でも確かに、そう考えると(心が)温かいなって思います。
池田:そう。あくまで何かをやろうとしている人のサポートというか、そういう立場みたいなところにもすごくキュンとくるなって。
れなち:今の社会にも、その立場で頑張っている人もいるでしょうしね。
池田:自分もそう。自分の歌で誰かを救いたいとは思っていなくて、誰かのために頑張っている人、もしくは、そのためにサポートしている人に刺さればいいかな、みたいな気持ちでやっているので、それを照らし合わせました。
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番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
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