2025スーパー耐久第1戦もてぎ seven x seven PORSCHE GT3Rの藤波清斗 3月23日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2025第1戦『もてぎスーパー耐久 4 Hours Race』。ST-Xクラスは、レース2で今季から参戦するseven x seven PORSCHE GT3Rがデビュー戦でポール・トゥ・ウインを達成してみせた。今オフ、チーム立ち上げから奔走してきた藤波清斗は、デビューウインに感慨深い表情をみせていた。
2025年のスーパー耐久の幕開けとなった今回の第1戦では、22日のレース1はST-Z/ST-TCR/ST-4/ST-5F/ST-5Rが戦い、23日のレース2はST-X/ST-Q/ST-1/ST-2/ST-3/ST-4が戦う変則スケジュール。そんななか、23日の朝に行われた公式予選では、いきなりD'station Vantage GT3のクラッシュによる赤旗など波乱もあったが、seven x seven PORSCHE GT3RがAドライバー予選でBANKCYが、Bドライバー予選では藤波が好タイムを記録。いきなりポールポジションを獲得してみせた。
短いインターバルで迎えた決勝でも、コースレイアウト上もフィットしていたseven x seven PORSCHE GT3Rのスピードが際立った。藤波が担当した第1スティントから後続を引き離す走りをみせ、AドライバーのBANKCY、Cドライバーの近藤翼とバトンをつないでいき、ミスやトラブルもなく順調に走行。最後は再び藤波がステアリングを握り、後続に16秒の差をつけてデビュー戦でポール・トゥ・ウイン。完勝を飾った。