韓国代表vsヨルダン代表 FIFAワールドカップ26アジア最終予選・第8節が25日に行われ、グループBの韓国代表とヨルダン代表が『水原ワールドカップ競技場(韓国)』で対戦した。
20日に行われた前節では、韓国がオマーン代表と1−1と引き分けた一方、ヨルダンがパレスチナ代表に3−1で勝利したため、両チームの勝ち点差が3ポイントに縮まった。この結果、グループBは第7節終了時点で、1位が韓国(勝ち点15/得失点差+7)、2位がヨルダン(12/+6)、3位がイラク代表(12/+2)となり、ヨルダンが韓国に2点差以上をつけて勝利すれば、1位と2位が入れ替わる状況で今節を迎えた。
試合は立ち上がりにセットプレーで動いた。5分、韓国は左からのコーナーキックをソン・フンミンが蹴ると、ゴール前でフリーになったイ・ジェソンがボレーで合わせて、ゴールに突き刺した。韓国が先制に成功する。
リードを許したヨルダンだったが、前半のうちに反撃に成功する。30分、中盤でボールを奪うと、ヤザン・アル・ナイマトが巧みなドリブルで3人を剥がして右へ展開。パスを受けたムーサ・アッ・タアマリーがカットインからシュートを放つと、これはGKチョ・ヒョヌが横っ飛びで弾き出すが、こぼれ球を拾ったマフムード・アル・マルディが相手DFを背負いながら振り向きざまにシュートし、ゴールネットを揺らした。ヨルダンが同点に追いつき、1−1でハーフタイムに突入する。
後半も一進一退の攻防が続き、韓国がチャンスを作るが、なかなか得点は動かない。82分にはゴール前でヤン・ヒョンジュンがクロスに飛び込みヘディングシュートするも、GKヤズィード・アブ・レイラが好セーブ。ハンドの可能性があるとしてVARが介入し、オンフィールドレビューが行われたが、PKは与えれらなかった。
試合はこのまま1−1で終了。韓国は最終予選で3試合連続のドローに終わった。この結果、グループBの上位4チームは、1位韓国が勝ち点16、2位ヨルダンが勝ち点13、3位イラクが勝ち点12(1試合未消化)、4位オマーンが勝ち点7(1試合未消化)となった。
アジア最終予選は残り2試合。今後、韓国は第9節でイラク(アウェイ)、第10節でクウェート代表(ホーム)と対戦する。一方、ヨルダンは第9節でオマーン(アウェイ)、第10節でイラク(ホーム)と対戦する予定となっている。
【スコア】
韓国代表 1−1 ヨルダン代表
【得点者】
1−0 5分 イ・ジェソン(韓国)
1−1 30分 マフムード・アル・マルディ(ヨルダン)