日本代表の左サイドから再三仕掛けた中村敬斗「後半の選手はかなりタイトに寄せてきて…」

　日本代表は25日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第8節でサウジアラビア代表と対戦し、0−0で引き分けた。同試合に先発出場したMF中村敬斗（スタッド・ランス／フランス）が、フラッシュインタビューで試合を振り返った。

　前節のバーレーン代表戦を2−0で制し、3試合を残しての“史上最速”でワールドカップ出場権を勝ち獲った日本代表。今節はバーレーン代表戦からスターティングメンバーを6名変更して臨んだなか、ほとんどの時間帯でボールを保持しながらも、5バックで構えるサウジアラビア代表の守備に苦戦。FW前田大然（セルティック／スコットランド）やMF久保建英（レアル・ソシエダ／スペイン）、さらには途中出場のMF伊東純也（スタッド・ランス／フランス）がゴールに迫りながら、90分間が終わってもゴールネットが揺れることはなく、結果はスコアレスドロー。グループCの首位通過こそ確定したものの、連勝は「3」でストップした。

　左ウイングバックとしてフル出場した中村は、試合後のフラッシュインタビューに登場し、「チャンスもあったので、決めきりたかったですけど、特に後半の最後の方は質が落ちてしまったかなと思います」と悔しさを滲ませながら試合を振り返った。

　前半立ち上がりから積極的にドリブル突破を仕掛ける姿勢を見せた中村だが、得点につなげることはできなかった。本人も「サイドにスペースがあったので、僕は仕掛けることを意識していた」と語り、「最後のクロスの質が低かったかなと思います」と反省点を述べた。

　前半は対峙したDFムハンナド・アル・シャンキティに対して優位に立った中村だが、後半はハーフタイムから投入されたDFアリー・マジュラシに苦しめた。対峙する選手が変わったことについて、中村は「前半に僕がボールを持ったときには、ある程度の間合いを空けてくれていたのですが、後半の選手はかなりタイトに寄せてきて、なかなかスペースがなくて、中にドリブルで行くのが精一杯でした」と話した。

　次回の活動は6月となっており、5日（木）にアウェイでオーストラリア代表、10日（火）にホームでインドネシア代表と対戦する。