メルセデス代表、連続表彰台のラッセルを称賛。新契約を望むも、交渉は夏頃

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2025年03月26日 13:00  AUTOSPORT web

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2025年F1第2戦中国GP 予選2番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)とトト・ウォルフ代表
 ジョージ・ラッセルが2週連続で表彰台に立った後、メルセデスF1のチーム代表トト・ウォルフは、シーズン最初の2レースにおけるW16のパフォーマンスに比較的満足するとともに、ラッセルのスピードと一貫性を称えた。

 オーストラリアと中国でのラッセルのパフォーマンスを評価するよう求められたウォルフは、彼に満点を与えたいと述べた。

「いつだって改善の余地はあるものだし、完璧なレースは見たことがない。なので私は(通常なら)10点中10点を与えることはない」

「だが、ジョージが今日置かれた状況を考慮すると、10点中10点だ。彼はこのマシン、タイヤ、戦略から最大限のものを引き出した。素晴らしいドライビングだった」

 メディアにおいても、ウォルフ自身のコメントにおいても、今シーズンここまで、メルセデスについて語られるのは、ルイス・ハミルトンのフェラーリへの移籍と、アンドレア・キミ・アントネッリのデビューについての話題が多く、ラッセルには焦点が置かれずにきた。ウォルフは「このところ、ルイスが去るという話題ばかりだった」と認めた。

「ルイスはF1において最も偉大な人物であり、素晴らしいストーリーでもあったからだ。さらに、キミが最年少で高い潜在能力を持ったドライバーとして加入するという話題もあった。だが、ジョージについてはほとんど語られなかった」

 自身を弁護するように、ウォルフは次のように指摘した。

「私はいつもそれは間違っていると言ってきた。なぜなら彼はトップクラスのドライバーのひとりだからだ。私がトップと考える3人の名前を挙げることになれば、彼は間違いなくその3人に含まれる。そうでなければトップ2だ。彼はトップに上り詰めようとしているところかもしれない」

 ラッセルは、2025年で契約が切れる唯一のトップドライバーだが、チーム代表から強力な支持を表明されたことになる。フェラーリとマクラーレンは2026年も同じドライバーラインアップを継続し、フェルスタッペンは、レッドブルから離脱することを検討しているといわれるものの、現契約自体は長期にわたるものだ。メルセデスはアントネッリと長期的な契約を結んでいる一方で、ラッセルとの契約はまだ延長していない。

 F1開幕戦を前にしたメルボルンでウォルフは、「ジョージと私はサマーブレイクの頃に将来について話し合うつもりだ」と述べていた。

「それまではレースに完全に集中したいからだ。だが、ふたりとも関係を続けたいと思っているのは明らかだ」

 上海でウォルフは、ラッセルとの契約を延長したいという意向を改めて示唆した。

「ジョージはメルセデスのドライバーだ。だから彼にはチームにいてほしい。彼はジュニアドライバー出身で、メルセデスで育った人材だ。それは誇りに思うべきことであり、そこに私は集中している」

[オートスポーツweb 2025年03月26日]

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