『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』© BROUHAHA LEE LIMITED 2023ケイト・ウィンスレットが『エターナル・サンシャイン』撮影監督のエレン・クラス監督とタッグを組んだ『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』から、本編初解禁シーン含むロング予告が解禁された。
本作で描かれるのは、トップモデルから転身し、写真家として戦争の最前線を駆け抜け、20世紀を代表する報道写真家となり、その名を歴史に刻んだリー・ミラーの人生。
今回、初解禁となる本編シーンがたっぷり含まれた長尺版のロング予告が完成。自身の意思で戦争の最前線を駆け、死と隣合わせの恐怖に震えながらも決してカメラを下ろすことがなかったリー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)の強い決意と信念を感じさせる映像だ。
新たに追加されたのは、主に戦地でのリーの姿を収めたシーンとなっており、「女は戦場に送らない」「女性に入る権利はない」と言われるも、男性ばかりの最前線でひとり、荷物を抱えて力強く歩みを進め、いくつもの困難に立ち向かって現状を打破していく力強い姿が描き出されている。
さらに映像内では、1945年ブーヘンヴァルト強制収容所とダッハウ強制収容所が解放されたその日に、現地に初めて足を踏み入れた時の悲惨な現実を記録するシーンも。その恐ろしく悲しい真実に苦悩し葛藤する様子も切り取られている。
そして「悲惨な所だと覚悟はしていた。戦場は想像と違った。現実だった」と語るリー。彼女がカメラを通して伝えたかった真実が、観る者に強く訴えかけてくる予告映像となった。
一方で、戦地でリーと行動を共にし、生涯の友人となった「LIFE」誌のフォトジャーナリスト、デイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と絆を深める様子や、リーの写真を取り上げた英国版「VOGUE」の編集長オードリー・ウィザーズ(アンドレア・ライズボロー)と共有する葛藤。
そして、ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)ら戦争に巻き込まれていく友人たちとの出来事が丁寧に紡がれており、リーの人生に寄り添った人々との人間ドラマにも注目となっている。
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』は5月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)