映画『Across the Midnight』の公開キャラバンで来日した、“微笑みの王子”の愛称で親しまれる俳優のアティット(ガルフ)。仕事に忙殺される日々に少しだけ疲れを感じ、滞在先のホテルをこっそり抜け出し東京の街へ繰り出していく。一方、昔ながらの甘味処「とき和」でため息をつくのは、店番をしている石田桜子(瀧本)。かつては留学して、自分のやりたいことにまい進する…はずだった。30歳という人生の節目にして、形は違っても自分の人生から逃げ出したくなった2人が、東京の街で出会ったとき、止まった時間が動き出す。
アーティストとしても活動の幅を広げるガルフと瀧本が初タッグを組んで、本作の主題歌を担当することが決定した。楽曲タイトルは「It's go time!」で日本語と英語に加え、作中で象徴的に登場する「マイペンライ(大丈夫)」というタイ語も歌詞に取り入れ、抱える現状への葛藤から一歩を踏み出すような、明るくポップなメロディーになっている。