悠仁さま 12歳で一般参賀に自ら志願でお忍びご参加…親交あるジャーナリストが明かす「生きた帝王教育」

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2025年03月27日 06:10  web女性自身

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昭和天皇が眠る武蔵野陵を前に、悠仁さまは一歩ずつ丁寧に歩まれている。3月20日、昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵を参拝された。春の訪れを感じさせる暖かな日差しが降り注ぐなか、玉串を捧げ、ゆっくりと丁寧に拝礼されていた。



悠仁さまはこの2日前、筑波大学附属高等学校の卒業式に、秋篠宮ご夫妻に見守られながら臨まれている。秋篠宮さま以来、皇位継承権を持つ男性皇族が成年を迎えたのは40年ぶり。成年皇族としての第一歩を、ついに踏み出されたわけだが……。



「3月19日は、皇室の祖先などを祭る皇居・宮中三殿を参拝し、高校卒業をご奉告。この後には、御所で天皇皇后両陛下と愛子さまに挨拶されました。また成年を迎えたことを内外に表明する成年式は、19歳のお誕生日にあたる9月6日に実施される運びとなっています」(宮内庁関係者)



江戸時代の119代光格天皇から126代の天皇陛下まで、皇位は親子で受け継がれてきた。だが現在の皇位継承順では、陛下の次代は秋篠宮さま、その後は悠仁さまに受け継がれることになる。この約250年ぶりの“大変化”が、悠仁さまの帝王教育に対する疑問となって、昨今噴出しているのだ。皇室担当記者は、



「昨今、“悠仁さまに帝王教育の指南役がいない”“秋篠宮さまでは担えないのでは”という論調の報道が相次いでいるのです。



歴代天皇には、その時代を代表する一流の学者がおそばにつき、幼少期から幅広い分野で学びを深めていく伝統がありました。しかし何よりも、皇太子は父帝をお手本と定め、天皇としての心構えを育まれていくことが、皇室では理想とされてきたのです。



皇太子時代の上皇さまは、天皇陛下を伴い、週に一度は昭和天皇と食事をともにされていました。時局などに関する何げない対話などを通じ、孫である陛下が昭和天皇のなさりように接する場とされていたのです。歴史的な経緯も、こうした批判の背景になっているのでしょう」



しかし、長年秋篠宮さまと交流があるジャーナリストの江森敬治さんは、秋篠宮さまも幼いころから、こうした場に臨まれていたと明かす。



「昭和天皇と香淳皇后との食事の場に、上皇さまと美智子さまは秋篠宮さまたちも連れて参内されていたそうです。昭和天皇から『礼(あや)ちゃん』と呼ばれていたと、秋篠宮さまから聞いたことがあります。



天皇陛下と同様に、秋篠宮さまも上皇ご夫妻と一つ屋根の下で生活されるなかで、皇族として必要な多くのものを学ぶ、『生きた帝王教育』を受けられてきたように思います」



江森さんは4月3日に発売される『悠仁さま』(講談社)に、悠仁さまが6年前の平成最後の一般参賀に、おしのびで参加されていたエピソードをつづっている。当時12歳の悠仁さまは、国民の側からご両親や皇室の方々のお姿を見たいと志願されていたのだという。



「お二人の姉も一般参賀に大勢の参賀者たちに交じる形で参加していたことがありますが、悠仁さまも自然と見習い、希望されたと聞いています。今の両陛下や上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻が、国民からどのように見られ、どのような思いを寄せられているのか……それを悠仁さまが肌で知る機会となったはずです」(江森さん)





■悠仁さまと会えるルートを選ばれて…



そして実は、上皇さまが悠仁さまの帝王教育に熱意を示されていると、前出の宮内庁関係者は話す。



「上皇さまは、日常的に天皇としての父の姿を見て育った親王が即位するという近代の皇位継承と異なった形となることに、一抹の不安を抱かれていたようにもお見受けしています。



約10年前、親しい人に『これからは悠仁の帝王教育を進めなければならない』と語られていたと聞いたことがあります。秋篠宮さまも平成時代、よく悠仁さまを御所にお連れすることもあったと聞いています。



近年の上皇さまは、赤坂御用地でトンボの採集をしている悠仁さまと会うようなルートを、意識的に選んで散策なされていたそうです。お子さま方にもなさっていたように、悠仁さまに対しても、天皇としてのあるべき姿を教え示したいとお考えなのでしょう」



だが、異例の奮起をなされているという上皇さまは91歳。88歳のお誕生日を迎えられた際、上皇職が公表した文書に、



《時折お歳相応にお忘れになったり、ご記憶が不確かになられる》



という記述があったように、高齢のため、現実的に難しい側面もある。しかし第一に、悠仁さまご自身のご努力が欠かせないと、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは語る。



「現代は、皇室だけではなく、日本社会や世界全体が大きく変わる激動の時代です。まずは悠仁さまが、天皇陛下や上皇さまのなさりよう、歴代天皇の考えや事績を自ら学んでいく心構えを持たれることが大切でしょう。



さらには、意識的になさりようを取り入れていくため、悠仁さまが天皇陛下のおそばにいる時間を設けていく努力も欠かせないとも思います」



皇居・宮殿前の広場で静かに、皇室の方々と国民の心の交流を見つめられていた悠仁さま。前出の江森さんはこう続ける。



「悠仁さまが上皇ご夫妻に会われることも大切ですが、天皇皇后両陛下とお会いになって、お話を聞く機会を増やしていただきたいと思います。



天皇陛下も今年のお誕生日会見で、悠仁さまのご成長を『頼もしく思います』と語られています。遠慮や緊張なさることなく、公的なご活動や国際親善での思い出を悠仁さまがお尋ねになれば、きっと陛下も親切に教えてくださるでしょう」



約250年という悠久の時を経て、困難な帝王修行と向き合われる悠仁さまの、試練の日々が始まる。

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