今日27日朝は、鹿児島県の屋久島町尾之間で1時間に100ミリを超える猛烈な雨を観測。日中も九州南部は警報級の大雨の恐れがあり、土砂災害や川の増水などに警戒が必要です。
●屋久島町尾之間で1時間に117.0ミリ 3月としては国内で3番目の記録
今日27日は、湿った空気の影響で、九州を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。
鹿児島県の屋久島町尾之間では午前5時半までの1時間に117.0ミリの猛烈な雨が降り、観測史上1位の大雨となっています。
全国的にみても3月に1時間雨量が100ミリを超えたのは過去3回しかなく、1934年の高知県室戸岬(3月12日120.0ミリ)、2000年の沖縄県波照間(3月10日118.0ミリ)に次いで、国内3番目の記録となります。
屋久島を含めた九州南部では日中も局地的に非常に激しい雨が予想され、更に雨量が増える恐れがあります。
●猛烈な雨って どんな雨?
気象庁では、雨の強さと降り方について具体的なイメージで分かってもらえるよう、様々な表現をしています。
猛烈な雨は、雨の表現としては一番上で、1時間雨量が80ミリ以上の雨を表しています。これは、息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じるくらいです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
猛烈な雨が降った所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫につながる可能性が高まりますので、警戒が必要です。
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