
国民民主党の榛葉賀津也幹事長が東京都内で開かれたセミナーで、玉木雄一郎代表の不倫問題を「神様からの贈り物だと思った」などと語り、波紋を呼んでいる。
「なんだかスピ感あって気持ち悪い」
国民民主党は、2024年10月に投開票が行われた衆議院議員選挙で28議席を獲得。公示前の7議席から4倍増となる大躍進を見せた。比例代表では候補者が足りず、他党に3議席を譲る“珍事”も起こった。
しかし、その直後に玉木代表の不倫が『週刊文春』に報じられた。経緯をスポーツ紙記者が振り返る。
「玉木氏は妻子ある身でありながら、元グラビアアイドルで30代の女性と都内のバーで密会したほか、地元の高松市内のホテルに宿泊する様子などが報じられました。さらに女性が高松市観光大使を努めていたため“公私混同”疑惑も取り沙汰されました。
報道を受けて玉木氏は『おおむね事実』と関係を認め謝罪。代表は辞任しなかったものの、党からは3か月の役職停止処分を受けています」
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榛葉氏はセミナーで、玉木氏の役職停止により「党のさまざまな人材に光が当たるきっかけになった」とも振り返っている。だが「不倫は神様の贈り物」発言のインパクトは強烈なためか、ネット上ではツッコミの声が相次いでいる。
《この感覚は理解できない》
《不倫問題、公私混同疑惑、なにが神様からの贈り物だ。身から出た錆だろ、なに美化してんだ》
《なんだかスピ感あって気持ちわるいんだけど……》
このほか、《字面だけだと石田純一の発言感ある》といった声も。俳優の石田純一の“名言”を思い起こす声も。
「1996年に石田さんが発したとされる『不倫は文化だ』発言ですね。当時、石田さんは女優の松原千明さんと結婚していましたが、ファッションモデルの長谷川理恵さんと長年に渡って不倫関係にありました。この件についてマスコミから追求されると石田さんは『文化や芸術が不倫という恋愛から生まれる場合もある』などと反論。
これが曲解して報じられ、『不倫は文化だ』という発言がひとり歩きしてしまいました。実際に石田さんが発したわけではなく、いわば報道する側の“創作”だったわけですが、石田さんを象徴する“名言”として広く知られています」(前出・スポーツ紙記者)
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今回の榛葉氏の発言も“怪我の功名”、“雨降って地固まる”といった意味合いで玉木氏の不倫を肯定的に捉えたのだろうが、その“ポエマー”ぶりに呆れる有権者が多いようだ。