今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『ニュータイプの音を鳴らす楽器を作ってみた』というdegochiさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ガンダムでニュータイプと呼ばれる人たちが何かを直感したときの音を鳴らす楽器を簡単に作ってみました。 本物の楽器はフレクサトーンというらしいですが、直感で作ってみたので今回の楽器の形状はかなり本物のフレクサトーンとは異なります。 とはいえ、とても簡単にできるので皆さんも作ってみてはいかがでしょうか。 皆でキラキラの向こう側の世界を見てみましょうよぅ。
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ガンダム最新作の劇場先行版、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』を観に行った投稿者のdegochiさん。「ニュータイプ的な音が鳴る楽器を作りたい」と考え挑戦することにしました。
「ニュータイプの音は金属音だから、鉄板を叩いてそれを曲げればいいのでは」と考え100円ショップでステンレストレーを購入。
トレーを金属用ハサミで切り出し、やすりでひたすら磨きます。
とりあえず形にして音を確かめることに。金属板以外の材料は3Dプリンターで作りました。
まずは取っ手の取り付け。金属を手で持つと叩いた音を吸収してしまいます。硬いもので保持すると音が減衰しにくいので、取っ手で金属板を固定することに。
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金属板を挟み込んで鳴らすと素早い音になると考え、ハンマーは挟み込む形にしています。
金属板をしならせると、ハンマーが細かく音を刻み“ニュータイプの音”が鳴りました! かなりそれっぽい音を出て、「たのしい!」とdegochiさん。視聴者からも「すげぇ!」「それっぽい」の反応が寄せられます。ただ、金属板を切り出すのがかなり大変だったので、もっと簡単に作る方法を模索したいとのこと。
まずは入手性の高い缶コーヒーの缶を再利用。缶の材質はアルミではなくスチールです。
ステンレストレーほどではありませんが、こちらも加工が大変でした。
なるべくカットしない物を……と選んだフライ返しは音が響きません。
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100円ショップのノコギリはちょっと小さいため音も小さくNGに。
いくつもスチール製品の候補を試しましたが、これらは少し薄すぎるとのこと。しならせて音を鳴らすにはある程度の厚みが必要なのですね。
そうして100均のスチール素材の商品からついにベストなアイテムを見つけました。ブックスタンドです。
加工も簡単で、飛び出ている部分を手で押し込んで平らに変形させるだけ。
あとはハンマーをつけるだけ。このハンマーについても音の感じが変わるので試行錯誤したとのこと。それでもプラスチックの板を切り出してオモリを付けるだけでもOKだそうです。
ブックスタンドにハンマーをセットすると、驚くほどニュータイプっぽい音が響きました! 新たな楽器の誕生です!
試行錯誤で完成したニュータイプの音のする楽器。ちなみに、実際のニュータイプの音は「フレクサトーン」という楽器を使っているそう。今回作ったものは本家と形状はかなり違いますが、音はかなり近いものになりました。ブックエンドがどんな音で鳴るのか興味を持たれたという方は、ぜひ動画をご視聴ください。
視聴者のコメント
・すごい
・ミュージックソーの類かと思ったら思ったより力技だった
・最初のよりそれっぽい
・おー
・GJ!
・これぞニコニコ技術部
▼動画はこちらから視聴できます▼
『ニュータイプの音を鳴らす楽器を作ってみた』
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