

どんどん進む高齢化と止まらない少子化。介護現場の人手不足は深刻だ。現場を知らない者にとって、介護の仕事は報酬のわりに過酷という印象が否めない。だが、実際はどうなのか。職場体験、インターンシップで介護現場に入った大学生の2日間に密着した動画「学生は介護職をどう見るか?」(Ubdobe・東京)が公開された。令和6年度大阪府介護職・介護業務の魅力発信業務の一環として制作したドキュメンタリーだ。
厚生労働省によると、団塊ジュニア世代が65歳以上の高齢者となる2040年には高齢者が約3928万人、全人口の約35%に達する一方、介護職員の不足は2040年までに約57万人に達すると予測されている。人材の確保が喫緊の課題となる中、介護と縁遠い若年層を中心に、移動や食事・排泄の介助といった「業務」は、想像するだけでその目的や本質について知る機会はほとんどない。そこで大阪福祉人材支援センターで実施している「職場体験・インターンシップ」の様子にカメラが密着。普段は見られない現場の様子や、介護の技術を学ぶと同時に、現場で働くスタッフの思いを知ることで、動画視聴者がインターンシップ生と共に、介護の魅力を知ることができるように企画した。
動画に携わった学生からは、「介護施設に来たことがなかったので、どういうものか全然知らなかったのですが、すごく楽しそうにみなさんいろんなことに取り組まれていていたので、インターンする前の印象よりも“ここはいい場所なんだ”ということをすごく感じました」「自分でもびっくりしているんですが、介護職への印象が撮影中ですごく変わって、ちょっと働いてみたいなという気持ちまで出てきました」という前向きな感想が出た。
https://youtu.be/uAHPTFJY_Vo?si=IkQU3Ojr8csyVlY-
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