乃木坂46一ノ瀬美空、幼い頃から描く“理想のアイドル像” 先輩からの愛・同期の存在も支えに【インタビュー】

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2025年03月28日 08:04  モデルプレス

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モデルプレスのインタビューに応じた一ノ瀬美空(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/03/28】乃木坂46が、3月26日に38thシングル「ネーブルオレンジ」をリリース。モデルプレスでは5期生の一ノ瀬美空(いちのせ・みく/21)にインタビューを実施し、今作でWセンターを務める同期への思いや、2月に卒業した3期生・与田祐希とのエピソード、さらには自身が理想とするアイドル像について語ってもらった。【インタビュー前編】

【写真】乃木坂46一ノ瀬美空&池田瑛紗が密着

◆一ノ瀬美空、井上和&中西アルノWセンター曲の印象は?

― 今作は井上和さん、中西アルノさんがWセンターを務めることでも大きな注目を集めていますが、まずは楽曲を最初に聴いたときの感想から教えてください。

一ノ瀬:爽やかだけど切ない恋愛ソングになっていて、乃木坂46らしいなと感じました。(井上と中西の)2人がセンターということもあり、歌がメインとなる楽曲になっていると思います。

― 5期生のお2人がWセンターを務めるフォーメーションが発表された際は、どのような印象でしたか?

一ノ瀬:最初は驚きました。挑戦的なフォーメーションになるのかなとは思っていたんですけど、和とアルノのWセンターだとは予想していなかったんです。でも、2人は5期生で唯一表題曲のセンターを経験しているので、多分2人にしかわかり合えない重みもあると思いますし、良い意味で2人だからこそできるWセンターになるんじゃないかなと、楽しみにしています。私自身も隣に同期の(五百城)茉央がいてくれるフォーメーションなので、心強いです。

― 一ノ瀬さんは、同じ選抜メンバーとしてWセンターのお2人をどのようにサポートしていきたいと考えていますか?

一ノ瀬:2人は才能があることはもちろん、ステージに立ったときにものすごく輝きを放つことを近くで見ていて感じていて、本当に頼もしいんですけど、ふとしたときに弱さが見えるときがあって。そういうときに寄り添えるような人でいられたら良いなと思っています。

◆一ノ瀬美空、同郷の先輩・与田祐希への思い

― 今作は三期生・与田祐希さんが卒業後初のシングルにもなります。2⽉22⽇・23⽇には福岡県・みずほPayPayドーム福岡にて卒業コンサ―トが行われますが、今の心境はいかがですか?(※取材は卒コン前に実施)

一ノ瀬:寂しい気持ちはありますが、リハーサルの段階から笑い声が色んなところから聞こえてくるような遊び心のある卒業コンサートになっているので、与田さんらしく笑顔が溢れる2日間になるんじゃないかなと思っています。与田さんは先頭を切って面白いこと、型にはまらないことをやってくれた先輩なので、卒業されることで「乃木坂46の雰囲気が1つ変わってしまうのかな」という気持ちもありますが、5期生もたくさん可愛がってもらった分たくさん良いところを引き継いで、後輩に繋いでいけたらと思っています。

― 一ノ瀬さんは与田さんと同じ福岡県出身メンバーでもありますね。

一ノ瀬:はい。以前与田さんが福岡のスーパーに行ったとき、ちょうど私の幼馴染が与田さんに遭遇したみたいで…!与田さんに「さっきどこどこのスーパーにいらっしゃいましたか?」と連絡したら、「うん!何でわかったの!?」と返ってきたこともあるので、世間って狭いなと思います(笑)。同じ福岡出身の私からすると、PayPayドームって本当に大きい存在で、ライブをすることは1つの夢でもあったので、与田さんのおかげで夢のステージに立つことができるというのも本当にありがたいですし、楽しみです。

― 福岡出身のアイドルとして、PayPayドームで卒業するというのは理想の形ですよね。

一ノ瀬:2日間卒業コンサートをできる人はなかなかいないと思いますし、こんな形で卒業できたら理想だなと思います。

◆一ノ瀬美空、支えとなった先輩の存在

― 5期生の皆さんはこの春で加入から3年を迎えました。先日は6期生の加入も発表されましたが、一ノ瀬さんはこの3年間で経験したことを後輩にどのように伝えていきたいですか?

一ノ瀬:「乃木坂46」という特殊な環境で活動させていただいているからこそ経験できることがたくさんありますし、その分悩むこともあります。私はあまり辛いことや悩みを出したくないタイプなんですけど、先輩方も同じような経験をしてきたからこそ気にかけてくださるし、なんなら自分で気づいていないことまで「最近頑張り過ぎているけど大丈夫?」と声を掛けてくれてくださるんです。声を掛けること自体もすごく勇気がいることだと思うんですけど、惜しみなくやってくれる先輩がたくさんいるので、私も心に寄り添ってあげられるような先輩になりたいなという思いがあります。

― 自分でも気づいていない段階で気にかけてくれるのはすごいですね。中でも特に印象に残っている言葉や、支えとなった出来事はありますか?

一ノ瀬: 4期生の遠藤さくらさんは、1人で抱え込んでいる子を見つけるのが特にお上手だなと思います。距離をすごく詰めたり、積極的に話し掛けたりするような性格の方ではないと思うんですけど、私が思い詰めているときに助けてくれたお1人ですし、ほかの5期生からも「声を掛けてもらって話を聞いてくれた」「辛いときに隣にいてくれた」といった話をよく聞きます。

すごく笑わせてくれる先輩もいますし、影で声を掛けてくれる先輩もいますし、メンバーへの気にかけ方は全員違っていて、乃木坂46は色んな形の愛に溢れている場所です。色んな愛に触れられているおかげで、私自身も成長できているのかなと思います。私は性格的にすごく引っ張っていくとか、背中で見せる、みたいなタイプではないので、4期生の田村真佑さんのような全員と平等というか、友達感覚で相談に乗ってあげられるような、誰とペアになってもずっと話が続くような先輩になれたらなと思っています。

◆一ノ瀬美空のアイドル像 憧れる姿とは

― 先ほど「悩んでいるところは外に出したくない」といったお話がありましたが、一ノ瀬さんは理想のアイドル像のようなものがあるのでしょうか?

一ノ瀬:個人的なアイドル像としては、いつでも笑っているような人になりたいと思っています。小学生の頃からAKB48さんなど色々なアイドルさんが好きだったのですが、いつ見てもキラキラしていて、笑顔で、“アイドルとしてはこうだよな”みたいな人に憧れてきたので、人間らしい部分はあまり出したくないのかもしれません。性格的には意外とずっと明るいタイプではないんですけど、好きと言ってくれる人には「応援していると嫌なことを忘れる」「ライブが楽しい」と思っていただきたいので、疲れたときに見たら元気になれるようなアイドルを目指しています。

― 悩んだり落ち込んだりしたときは、どのように乗り越えることが多いのでしょうか?

一ノ瀬:同期の小川彩ちゃんの存在が大きいです。プライベートでも常に一緒にいるんですけど、私より4歳下なのに精神年齢は15歳くらい上で…!悩んでいるところも、弱音を吐いているところを全然見ないし、常に一定の感情だし、「何をしても良いよ」って言ってくれるし、とにかく向上心の塊みたいな人だし…。彩は5期生で最年少ですが、一緒にいると「こんなにひたむきに頑張っている子がいるなら自分も頑張ろう。私ももっとできる」という気持ちにさせてくれます。彩は「全く悩むことなんかない」と言っているくらいすごく楽しく活動しているので、本当にアイドルに向いている子だなと。そういう子と比べて落ち込んじゃうこともありますが、それでも私はアイドルが好きですし、アイドルでいられることが嬉しいです。

★インタビュー後編では、レギュラー出演している「THE TIME,」に関するエピソードや、夢を叶える秘訣について語ってもらっている。(modelpress編集部)

◆乃木坂46・38thシングル「ネーブルオレンジ」

乃木坂46にとって通算38枚目のシングル「ネーブルオレンジ」。表題曲は5期生の井上和と中西アルノがWセンターを務める。今作のアートワークのコンセプトは「陶器のようなスプリングミューズ」。2025年最初のアートワークとして、「乃木坂46らしさ」と「今の乃木坂46」に向き合いながら、気品ある佇まいと洗練された麗しさを際立たせたビジュアルに仕上がった。

◆一ノ瀬美空(いちのせ・みく)プロフィール

2003年5月24日生まれ、福岡県出身。身長156 cm。2022年2月、乃木坂46に5期生として加入した。2023年32ndシングル「人は夢を二度見る」で初の選抜メンバー入り。同年3月には3期生・梅澤美波に代わりTBS系朝の情報番組「THE TIME,」のレギュラーに抜擢された。

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