
映画『8番出口』が8月29日に公開。ポスタービジュアル、特報映像が到着した。
原作は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEがひとりで制作し、全世界累計150万ダウンロードを突破した「異変」探し無限ループゲーム『8番出口』。地下鉄の駅を舞台に、無限にループする地下通路に閉じ込められた「迷う男」がさまざまな「異変」に恐怖しながら「8番出口」を目指す姿を描く。
8番出口を求めて「迷う男」役に二宮和也がキャスティング。「歩く男」役を河内大和が演じる。監督は川村元気。音楽をYasutaka Nakata(CAPSULE)、網守将平が担当する。既に15以上の国と地域での上映も決まっている。
ポスタービジュアルは大きな「8」の数字と「8番出口から、外に出ること。」というキャッチコピーとともに「迷う男」の姿を捉えたもの。
特報映像には「ご案内」に従って通路を進む「迷う男」に次々と「異変」が襲いかかる様子が映し出されている
©2025 映画「8番出口」製作委員会
©2025 映画「8番出口」製作委員会
【二宮和也のコメント】
とにかく川村【監督】とご一緒したいと思っていたので、お声を掛けていただいたのが嬉しくて参加出来てよかったなと思いました。この作品は中々言語化が難しいのですが、我々のこだわりの一秒一秒を早く皆様に観ていただきたいと思っております。
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【川村元気のコメント】
超日本的に整理された地下通路における、混乱と恐怖の無限ループ。
『8番出口』に出会った時、これは日本発の世界で勝負できる「発明」だと興奮しました。でも、いったいどんな映画になるのか? 今まで映画を四十本以上作ってきて、これほどまでにどんな映画になるのかわからない作品はなかった。けれども、それこそが映画館で体験したいエンタテインメントだとも思いましたし、自分が監督としてチャレンジするのならばそういう作品でありたいと思いました。
二宮和也さんは、まるで意思を持ったかのように異変を見せながら無限にループする地下通路に迷い込んだ主人公です。彼の役には名前がありません。恐ろしいことや不思議なことが日々起こる「現代」において、困難な「現実」をサバイブしていく「人間」を演じてもらいました。
二宮さんは、セリフやアクションで発散する芝居も素晴らしいのですが、それ以上に「惹きつける」芝居が抜群だと思っています。ただ歩いている、ただなにかを見ている。それだけでも観客が前のめりで観てしまう、視線を惹きつける力がある俳優。それは『硫黄島からの手紙』でクリント・イーストウッド監督が発見した彼の最大の魅力だと思っていて、それを『8番出口』では存分に活かしたいと思いました。脚本の段階から撮影の現場まで、彼の豊富なアイデアに、その多彩な演技に、大いに助けてもらいました。