限定公開( 1 )
歌舞伎俳優中村鶴松(30)が28日、東京・東劇で、シネマ歌舞伎「野田版 鼠小僧」の舞台あいさつに出演した。12年に亡くなった中村勘三郎さんと、演出家野田秀樹さんがタッグを組み03年に上演された作品。当時8歳で子役として出演した鶴松は「今月30歳になったおじ”さん太”です」と、役名をからめてあいさつし、場をなごませた。
勘三郎さんとの思い出を聞かれ、「カーテンコールの時にいつも、いち子役の僕を呼んでくれた。勘三郎さんだから呼んでくれたと思います。1日だけ朝のあいさつに行けなかった日があって、そのことを袖で謝ったんですけど『そんなのはどうでもいいんだよ。芝居がいいんだから』と言ってくださった」と話した。
同作をきっかけに勘三郎さんの部屋子になったことを振り返り「『鼠小僧』という演目がなかったら、歌舞伎役者になっていなかった。文字通りターニングポイントになりました。部屋子になるということは、今思えば人生で一番大きな決断でした」とした。
30歳になり、目標を聞かれると「やりたいこともたくさんありまして、やりたい役、あこがれの役、実現させようとしているところです。今年また、一つ挑戦させていただくものができたので、お待ちいただければと思います」と話し、観客から拍手の拍手を受けた。
シネマ歌舞伎20周年上映。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
江頭出演シーン、TVerで全カット(写真:ORICON NEWS)210
江頭出演シーン、TVerで全カット(写真:ORICON NEWS)210