今田美桜「あんぱん」(C)NHK 【モデルプレス=2025/03/29】3月31日から放送スタートする2025年度前期 連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・毎週月〜土あさ8時〜ほか)でヒロインを務める女優の今田美桜(いまだ・みお/28)に、モデルプレスらがインタビュー。クランクインから半年経った現在の心境や現場の雰囲気、役との共通点についてたっぷり語ってもらった。<Vol.1>
【写真】今田美桜、美脚&背中大胆披露 ◆今田美桜ヒロイン連続テレビ小説「あんぱん」
今作は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人が、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。
ヒロイン・朝田のぶを今田、のぶの夫・柳井嵩を北村匠海が務める。
◆今田美桜「あんぱん」現場の雰囲気明かす
― クランクインから半年が経過しました。これまでの撮影期間を振り返り、今のお気持ちをお聞かせください。
今田:「もう半年も経ったんだ」というぐらいあっという間で、今はのぶが生活の一部になっています。普段、ドラマや映画を撮影していると少なからず緊張のようなものがあるのですが、今回は撮影期間が長いことや現場の空気感も含め、すごくナチュラルに毎日のぶになれている気がしています。現場でも「あと半年しかないね」と話すほど充実した撮影期間を過ごせていて、それだけ全身全霊で臨めているのはキャスト、スタッフのみなさまのおかげだと日々感じております。
― ナチュラルに演じられている理由はありますか?
今田:もちろん期間が長いというのは大きいですが、現場の空気が緊張感もありながらとても穏やかなので、その空気感のおかげだと思っています。
― 現場の穏やかさはどなたが作り上げているのでしょうか?
今田:みなさんのほほんとしていて、放つエネルギーが柔らかいので、すごく助かっています。みんな「アンパンマン」が好きなので、「あんぱん」という作品もすごく好きだということが現場にいると伝わってきます。
倉崎憲氏(制作統括):あとは、本人からは言いづらいでしょうから敢えて僕が言うと、多分今田さんがド真ん中にいてくれるからだと思いますね。現場に今田さんがいるだけで周りのキャストやスタッフも穏やかになれる。だから、座長として毎日の現場に今田さんが、のぶがいてくれることが「あんぱん」の雰囲気で1番大きいことだと思います。
今田:ありがとうございます。
― 撮影現場の穏やかな雰囲気は最初からあったのでしょうか?半年の中で変化はありましたか?
今田:私は初めましての方も多かったので、最初はそういう意味での緊張はありましたが、穏やかな空気は初めからありました。準備期間から今まで、クランクインのときも常にホッとした気持ちでいられている自分がいて。最初からそういう雰囲気であることはなかなかないですし、その空気感を作り上げてくださっているチームのみなさんには助けてもらっています。それぞれにリスペクトが感じられて、愛のある現場です。
― キャラクターに対しての変化は?
今田:のぶは「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」というニックネームもあり、男勝りで元気いっぱいな女の子ではありますが、感情豊かで人の悲しみにもしっかり向き合う子で、そこがすごく魅力的だと感じました。
◆今田美桜、座長としての心がけ
― 座長として心がけていることを教えてください。
今田:共演者の方々が錚々たるみなさまなので、自分が座長としてできることは本当に少ないのですが、作品が明るく前向きで温かいからこそ現場もそうでありたいと思い、自分も常に穏やかで心広くいられるよう意識しています。
― 朝田家のキャストのみなさんは個性的で豪華な顔ぶれですが、撮影中の雰囲気を教えてください。
今田:とっても賑やかでのほほんとしていますが、いざ撮影がスタートすると集中力はガッと一致します。朝田家のシーンは毎日楽しくて、みなさんのキャラクターとキャストの方の雰囲気が少し似ているなと感じています。中でものぶとしてはお父さんの存在が大きいので、加瀬(亮)さんのお芝居を見てグッとくるところがたくさんありました。
◆今田美桜、のぶへの憧れ「自分もそうなりたい」
― 朝田のぶのモデルである小松暢さんに関する資料が少ないとお聞きしたのですが、演じるうえで工夫したことを教えてください。
今田:確かに暢さんがどんな方だったかという資料はやなせさんに比べるとすごく少ないのですが、やなせさんが書かれた本などを見ると、たまにのぶさんのことが出てくるんです。そういうものから、懐が深くて、柔らかさと強さを持っていらっしゃる方なのだろうと感じました。また、やなせスタジオに伺った際、やなせさんと暢さんがお互いに撮り合った写真がたくさんあり、お二人の雰囲気ややなせさんに向ける笑顔などはすごく参考にさせていただきました。
実際に暢さんとやなせさんが出会われたのは新聞社なのですが、今回は幼馴染という設定です。嵩とのぶは性格も対照的で、明るさで嵩を引きつけて引っ張っていくのぶでありたいと思ったので、実際の暢さんがやなせさんに向ける柔らかさや強さを持ちつつ、想像を膨らませながら学生時代を演じています。
― のぶと今田さんご自身が似ているなと感じる点はありますか?
今田:どうなんでしょう…私も基本的に「明るい」とは言われるので、そこは似ているのかな。あとは、のぶさんの明るさやブレない芯の強さ、周りの人を巻き込んで引っ張っていく力には憧れているので、「自分もそうなりたい」という気持ちになります。似ているかどうかは分かりませんが、似ていたいと思います。
― では、のぶと違うと感じる部分は?
今田:違いか…う〜ん。
倉崎: 意外とそのままですよね。走るのも早い。
今田:違いと言われると難しいのですが、あそこまで諦めずにいることはなかなかできることではないので、すごいと思います。あとは、私はのぶよりももっと楽天的なので、そこは大きく違うかな(笑)。
◆今田美桜、のぶ&嵩は「2人にしか分かり合えない何かがある」
― のぶに憧れているとおっしゃっていましたが、嵩とのぶの2人の関係に憧れる部分はありますか?
今田:のぶと嵩は男女ではありますが、これほどいろいろなものを超えて分かり合える関係というのはすごく羨ましいです。第1週で嵩に対して「うちが守っちゃる」という言葉をかけたり、のぶのエネルギーで嵩を引っ張っているようにも感じますが、そんなこともなくて。のぶは嵩がいるからああいうふうになれる部分もあるし、のぶが困ったらスッと嵩がさりげなく手を差し伸べてくれたり、2人にしか分かり合えない何かがあるので、性格は真反対だけど支え合える関係で、すごく素敵です。
★Vol.2に続く!
(modelpress編集部)
◆今田美桜(いまだ・みお)プロフィール
1997年3月5日生まれ、福岡県出身。ドラマ「花のち晴れ〜花男 Next Season」(TBS 系/2018)、「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系/2024)、映画「わたしの幸せな結婚」(2023)、「東京リベンジャーズ」シリーズなど、数々の話題作に出演。2025年には劇場版「トリリオンゲーム」が公開された。
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