元Janne Da Arcのベーシスト・ka-yu 5人組ロックバンド・Janne Da Arcの元メンバーで、現在はソロアーティストとして活動しているベーシスト・ka-yuが28日、4ヶ月連続リリース企画の第2弾となるシングル「最後のKiss」の配信を開始した。
【画像】ka-yu「最後のKiss」ジャケット ka-yuは2023年12月30日、自身のアクセサリーブランド・Solid Beatの展示会会場で無料招待制のミニライブを開催し、2018年3月の神奈川公演以来、約5年9ヶ月ぶりにステージへとカムバック。
以降、コンスタントにライブを行いつつ、デモ音源を収めたCDも配布するなど精力的な活動を続け、自身の50歳の誕生日当日である今年1月21日には、地元・大阪の梅田CLUB QUATTROで凱旋ライブ『ka-yu THE LIVE FIFTY -January 2025-』を開催した。
その勢いのままに、今回のリリース企画を今年2月からスタート。「ka-yu」名義では初となる作品「ひとりじゃないから」を皮切りに、4ヶ月連続でシングルを発表していくという意欲的なシリーズとなっている。
第1弾「ひとりじゃないから」では曲調、歌詞の両面で力強いメッセージを届け、第2弾となる今作「最後のKiss」では、アップテンポなメロディラインに切ない歌詞を乗せることで独自のロックナンバーに仕上げ、ソングライターとしてまた新たな表情を見せている。
さらに、リリースを記念し、ka-yu自身が今作の楽曲制作や今後の展望について語った公式インタビューも公開。ka-yuにとっては、本格的な音楽活動再開後、初のインタビューとなる。なお、本インタビューはka-yu OFFICIAL SITE有料会員限定で公開された記事を再編・要約したもので、全文はka-yu OFFICIAL SITEで読むことができる。
■ka-yu公式インタビュー
・楽曲制作のきっかけとコンセプト
――「最後のKiss」のデモ作りのきっかけは?
ka-yu:最初に浮かんだのはメロディですね。ギターを弾いていたときに自然と口ずさんだフレーズがきっかけでした。そこから弾き語りで仮のコードをつけて、サビが固まった時点で曲の方向性が見えました。
――初めに描いていたイメージは?
ka-yu:もともとはバラード寄りのイメージもあったんですが、それだと普通すぎる気がして。別れの曲だけど、ただ切ないだけじゃなくて、感情が爆発するような力強さも欲しかったんです。
・アレンジへのこだわり
――アレンジで意識したポイントは?
ka-yu:懐かしさがありつつも2000年代の雰囲気を出したくて、音作りにこだわりました。ギターリフはデモではもっと歪んでシンプルでしたが、Kyrieくんがアレンジに加わることでより洗練されました。ドラムも、打ち込みに近い形でCHARGEEEEEE…くんに叩いてもらい、細かいセクションは彼に任せました。センスが良くて、楽曲全体のグルーヴがしっかり出たのが印象的でしたね。
・歌詞に込めた“別れ”と“強さ”
――「最後のKiss」というタイトルは最初から決まっていたんですか?
ka-yu:はい、デモの段階からタイトルは決まっていました。歌詞もある程度はできていましたが、細かい部分や言葉の響きを調整していきました。サビで繰り返し出てくる『世界中でただ一人 あなただけ』というラインが、この曲のテーマを象徴しています。
・次回リリースの展望
――4ヶ月連続リリースの後半戦に向けて、次の曲はどんな雰囲気になりそうですか?
ka-yu:第3弾と第4弾は、ギタリストの原田喧太さんを迎えた作品になります。喧太さんとは長年一緒にやってきたんですが、喧太さんのギターが入ると独特の躍動感や色気が加わるんですよね。ライブですでに披露している曲もありますけど、音源化されることで新たな表情を見せられるのが楽しみです。
・ファンへのメッセージ
――「最後のKiss」を聴くファンへメッセージをお願いします。
ka-yu:この曲を聴いて、それぞれの思い出や感情と重なる部分があればうれしいです。ただの別れの歌ではなく、“愛した証”としての強さも込めたので、ぜひ感じ取ってもらえたらと思います。ライブでも一緒に育てていけたらいいですね。ぜひ、ライブに遊びに来てください。