
『スラムドッグ$ミリオネア』の監督ダニー・ボイルさん×『シビル・ウォー アメリカ最後の日』も手掛けた脚本家アレックス・ガーランドさんがタッグを組んだサバイバルホラー『28日』シリーズ。
2002年には『28日後…』、その5年後には続編となる『28週後…』が製作されましたが、なんと今年2025年にさらなる続編となる『28年後…』が劇場公開されることにッ!!
ホラーファンにとっては常識レベルで有名な作品ですが、なにせ20年以上も前の作品なのでご存じない方も多いのではないでしょうか。というわけで、新作公開を記念して過去作を振り返ってみたいと思います!
【過去作を振り返ってみる】
2002年に製作、日本では翌2003年に公開されたシリーズ第1作目『28日後…』。
舞台は感染すると数秒で脳に侵入して凶暴性を剥き出しにしてしまうウイルスが蔓延したロンドン。病院で昏睡状態から目を覚ました青年・ジムが、生存者たちと協力しながら生き抜こうとする姿を描きました。
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続編となる第2作目『28週後…』の舞台となるのは、ウイルスが蔓延してから28週後のロンドンです。
前作とはメインキャラクターが異なり、本作ではドン&アリス夫妻とその子どもたちをフィーチャー。鎮静化したウイルスが再び世界をおびやかす様子をスリリングかつショッキングに描いています。
【新作予告が不気味すぎた】
2025年に公開が決定した新作『28年後…』の舞台となるのは、ウイルスが蔓延した28年後の世界です。
劇場公開に先がけてYouYubeで解禁された予告編は冒頭からめちゃめちゃ不穏。不気味な森、奇妙なお面、やせ細った「人ではないなにか」など、意味深なシーンが次々と登場するなか、呪文のようなカウントダウンが聞こえてきたではありませんか。
その後しばらくして「始まりは――10,228日前(28年前)」というテロップと共に、孤島で暮らす人々やコミュニティのルールが書かれた絵、怯えたような表情でどこかへ向かう男性と少年の姿が映し出されました。
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親子のようにも見えるふたりが逃げ込んだ小屋の中では、頭部を袋で覆われ逆さに吊るされた屍(!!)がうごめいています。台詞が一切ないなか、呪文のような声がどんどん大きくなっていく演出も相まって、恐怖が増幅されていく感覚に陥るわ……!
【あの人が参加しているのです】
人間が人間ではなくなる世界を描き出す新作『28年後…』。
予告編と同時に解禁された海外版ポスターには「TIME DIDN’T HEALANYTHING(時間は何も解決しない)」という意味深なコピーが書かれており、どんなお話となるのかハラハラドキドキ。過去作以上の名作になる予感もして、ホラー好きとしては期待が高まるいっぽうです。
また新作には、『クレイヴン・ザ・ハンター』のアーロン・テイラー=ジョンソンさんや、『ハリー・ポッター』シリーズでヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズさんが出演しているほか、エグゼクティブ・プロデューサーとして第1作目の主人公・ジムを演じたキリアン・マーフィーさんが参加しています。
キリアンさんといえば、『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したことが記憶に新しいです。この布陣を見るかぎり、ますます期待値が高まっちゃいますよね……!!
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■『28年後…』 (原題:28 Years Later)
2025 年、全国の映画館で公開(US公開日:2025年6月20日予定)
監督/プロデューサー:ダニー・ボイル(『28日後…』『スラムドッグ$ミリオネア』『トレインスポッティング』)
脚本/プロデューサー:アレックス・ガーランド(『28日後…』『シビル・ウォー アメリカ最後の日』)
エグゼクティブ・プロデューサー:キリアン・マーフィー(『28日…』『オッペンハイマー』)
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン(『クレイヴン・ザ・ハンター』『ブレット・トレイン』)、レイフ・ファインズ(『007』シリーズ、『ハリー・ポッター』シ
リーズ)、ジョディ・カマー(『最後の決闘裁判』)、アルフィー・ウィリアムズ(「ダーク・マテリアルズ 黄金の羅針盤」)
参照元:映画『28年後…』オフィシャルサイト、YouTube、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch