EXILE「大きなターニングポイント」アリーナツアー開幕、後輩メンバーたちと新時代幕開け

EXILEが29日、サンドーム福井で「EXILE LIVE TOUR 2025“WHAT IS EXILE”」初日公演を開催した。EXILEとEXILE TRIBEの11人がステージに立ち、新時代の幕開けを感じさせた。

「EXILEとは何か」を示す。同ツアーは公演ごとに異なるEXILE TRIBEメンバーが出演する異例の試みを行う。初日公演には、EXILE／FANTASTICS世界（34）佐藤大樹（30）、THE RAMPAGEから岩谷翔吾（28）浦川翔平（27）藤原樹（27）FANTASTICSから木村慧人（25）が「スターティングメンバー」として出演。EXILEに憧れ、夢を抱いた後輩メンバーと、これからのEXILEのあり方や存在を見せる。

橘ケンチ（45）は「未来に向かって新たなEXILEエンターテインメントを生み出す大きなターニングポイントになる」とし、AKIRA（43）は「WHAT IS EXILEは1つのダンスボーカルグループの形だけではないことを表している。我々は1つのグループやメンバーの人数感、グループの音楽スタイルだけでなく、1つのプロジェクト集団としても成り立っている。EXILEって何？　という疑問の伏線回収をしていくようなライブになる」と語った。

この日は「Choo Choo TRAIN」「Rising Sun」などの代表曲を中心に34曲を披露。往年の名曲を9000人のファンと歌って踊り、熱狂の渦を巻き起こした。「EXILE PRIDE　〜こんな世界を愛するため〜」では、今回は参加していないATSUSHI（44）も映像で登場し、大歓声を起こした。

世界は「EXILEのライブは半端ねえ！」と感動を口にし、「初日のメンバーがこのメンバーでよかった。スターティングメンバーも頑張っていきます」と、先輩とともに新時代のEXILEを作り上げることを誓った。

TAKAHIRO（40）は「（世界と佐藤の）2人はEXILEメンバーでもありますし、2人のおかげでステージが成立した」とたたえ、「これでファイナルまで駆け抜けて、成功すれば、またLDHのエンターテインメントの可能性が広がっていく。また必ず（今日出演したメンバーと）一緒のステージに立つ日が来るので、楽しみにしていてください」と呼びかけた。

さらに「どれだけの時を超えても答えは見つからないけど、答え探しの旅こそEXILE。みなさんとともに過ごすことで、答えをつかんでいきたいと思います」と語り、EXILEを未来につなぐ1歩を踏み出した。【野見山拓樹】