マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2025MotoGP第3戦アメリカズGP 3月29日、2025年MotoGP第3戦アメリカズGPの2日目セッションがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、MotoGPクラスのスプリントではマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が勝利を飾った。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は9位に入った。
今大会の欠場者は2名。ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)の代役はロレンツォ・サバドーリ、ミゲール・オリベイラ(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)の代役はアウグスト・フェルナンデスが務めている。
予選ではマルク・マルケスが開幕3連続でポールポジションを獲得。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が1列目に並んだ。
2列目はペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、フランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)。3列目はルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)、ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)、ジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)だ。
午後にはMoto3クラスとMoto2クラスの予選を挟み、MotoGPクラスのスプリントが開催。気温は29度、路面温度は46度で、ドライコンディション。タイヤ選択はヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)のみ前後ともにミディアム、その他のライダーはミディアム/ソフトを履く。
10周のレースがスタートすると、バニャイアが先頭に立つが、マルク・マルケスがすぐにトップに戻る。ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)は4番手まで浮上している。1周目の終わりではマルク・マルケスのリヤが滑りタイムロスしたが、すぐに首位に立った。
2周目からはマルク・マルケス、アレックス・マルケス、バニャイアというトップ3の隊列が出来上がる。4番手はクアルタラロ、5番手はフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、6番手はディ・ジャンアントニオだ。3周目には小椋がアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)と13番手争いをしている。
4周目には15コーナーでクアルタラロのフロントが切れ込み、モルビデリに4番手を譲ってしまう。5周目には7番手のミルが15コーナーで転倒を喫してしまい、コースに戻るがピットに入ってレースを諦めた。
トップ3のマルケス兄弟、そしてバニャイアは盤石の体制。残り4周にはクアルタラロとモルビデリがバトルしており、何度も5・6番手の順位が入れ替わる。残り3周にはマシントラブルのようでマーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)がピットに戻りレースから離脱している。また、小椋は10番手までポジションを上げている。
最終ラップに入ってもトップ3の差は各車に約1秒ついている状況。危なげなくマルク・マルケスがスプリントを制した。2位はアレックス・マルケス、3位はバニャイア、4位はディ・ジャンアントニオ、5位はモルビデリとトップ5がドゥカティ勢。ヤマハのクアルタラロが6位に入り、KTMのアコスタが7位、マリーニが8位、小椋は9位までポジションアップしており1ポイントを獲得した。
[オートスポーツweb 2025年03月30日]