1月発売のセカンド写真集「水鏡」(KADOKAWA)が今月に重版決定となるなど勢いに乗る俳優小西詠斗(25)がこのほど日刊スポーツの取材に応じ、写真集の見どころや今後の活動について語った。
撮影はいくつかあった候補の中から自ら選んだという台湾で行った。20歳の姿をおさめたファースト写真集「瞬間」の発売は約4年前。今回は25歳と俳優デビュー5周年を記念しており「実感はなかったですけど、並べると顔が全然違うんです。少し大人っぽくなったかな。写真集を出すことが自分の中でも記念になっていますし、手に取っていただける方がいるおかげです。これまでいろんな仕事をしてきましたが、全てに真摯(しんし)に取り組んできたつもりですし、それが評価されている気持ちでうれしいですね」と笑顔で振り返った。
今作は爽やかな初恋を思わせるビジュアルや、キュートな表情だけでなく、力強いまなざしが印象的なエモーショナルな姿なども撮り下ろした。3日間の撮影では雨が続き、タイトルもそこからとった。「2文字シリーズは変わりませんが、水に絡むものがいいなと思っていて。水鏡という言葉には、それが相手を反射して映すように、心情をとらえて模範になる人のことを指す意味もあるそうで。そういう人間になりたいなと思ってつけました」。
天然の雨の中、あえて「ぬれたい」と希望して飛び込んだ時もあったといい「かわいらしいとか、柔らかいイメージを持っていただくことが多かったですが、今回は洋服やメークをあえて大人っぽいものにして切り取ってもらった写真もあります。新しい一面を見てもらいたいと思ってあえて奇抜な服を着たりした時もあっていろんな僕がみられると思いますし、表情の幅が広がったなと感じています」と自信も込めた。
写真のほか、121問の質問に答える特別インタビューや直筆の手紙も収録している。「あのインタビューを読めば僕のことは全部わかるんじゃないかな」と笑いつつ、手紙については「ファンの方へ向けたものとしては初めてしっかり書く機会をいただけました。書道が得意だったんですけど、今までなかなか字を書く機会がなかったのでうれしかったです。自分が今思っていることを書かせていただきました」。
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今回の重版を受け、4月5日には東京で記念イベントも開催予定だ。「これからもたくさんの方に応援していただけるように頑張ります」と意気込み「必至に突っ走っていたら過ぎていた24年間でしたし、才能のある先輩方や共演者と比べてしまうこともあったり、たくさんのことに気づいてレベルアップできました。これからも突き詰めて成長できるように。映像や舞台など問わず、今しかできないお仕事とかをやっていきたいですね」と言葉に力を込めた。
今後については「この人だったら間違いないという俳優になりたい」とも語り、経験してみたい役などについては「悪役とかはやったことないので興味がありますね。大人びた役を演じてみて、いい意味でそういうのもできるんだと思ってもらいたいです。殺人犯とかもいいですね」。
昨年は厄年だったといい、後厄となる今年についても「おはらいにも行きました。まずは健康第一で」と気を引き締める。「去年は何とか大きな病気もなく終えられたので、今年も体には気をつけて過ごしたいですね。ちゅうちょせず、いろんなこと挑戦していきたいです」と前を見据えた。【松尾幸之介】
◆小西詠斗(こにし・えいと)2000年(平12)1月21日生まれ、広島県出身。2017年の男子高生ミスターコンで中国・四国エリアの準グランプリとなり、全国最終審査でモデルプレス賞を受賞。モデルなどとして活躍し、2019年俳優デビュー。同年に大人気舞台「刀剣乱舞」に出演。2020年から日本テレビ「ZIP!」流行ニュース キテルネ!のリポーターを4年間務める。最近の出演作は2023年舞台「進撃の巨人−the Musical−」、2024年ミュージカル「黒執事〜寄宿学校の秘密2024〜」、同年BS朝日ドラマ「タカラのびいどろ」では主演。2025年5月から舞台「祈りの幕が下りる時」に多田直人とダブル主演で出演予定。普段はYouTubeや配信ドラマなどを見て過ごすことが多く「海に波の音とかを聞きに行ってみたいけど、なかなか行けていない」。弓道も得意。167センチ。血液型O。
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