
【ソウル時事】武藤容治経済産業相は30日、韓国の安徳根産業通商資源相とソウルで会談し、トランプ米政権の関税政策への対応を巡り意見を交わした。エネルギー分野での連携のほか、日韓国交正常化60周年に当たる今年にそれぞれの国で開かれる大阪・関西万博やアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での協力を確認した。
武藤氏は中国の王文濤商務相との会談でも米国の関税政策について議論。会談後の記者会見で「それぞれ危機感を持っている」と述べ、「日韓は自動車やエネルギーで同じ課題を抱える。難しい情勢下で情報交換し、自由貿易の徹底に取り組もうと話をした」と説明した。